心のあるお見送り

オバマ大統領のお見送りに天皇陛下ご夫妻が

ホテルを訪問されたというニュース。
心ある丁寧なお見送りというのは
本当に良いですね。

私も、人と別れる時には姿が見えなくなるまで
振り返り振り返りしながら、見送り見送られるのが好きです。

「良い時間でしたね。ありがとう！」

という気持ちを

言葉の後に添えることが出来ますし

大切な表現だと思っています。


自宅では
家族や学生が家を出る時には
必ず玄関でドアがしまり姿が見なくなるまで見送っています。

「今日も一日良い日になると良いね」

という気持ちのあらわれです。


先日

知人と話をしていた時に話題になったのですが、
クライアントと会食した後のお帰りの際、

途中まで一緒だったのにもかかわらず

見えなくなるまで

お客様を見送る事をしなかった社員に
「ばかたれ！」
とお叱りメールをしたとのことでした。
流石だと思いました。


仕事をキチンとするのは当たり前ですが
こういった最後の最後の最後の

挨拶などは、言葉以上に大切ですね。

そういえば

その知人と初めてお会いしたのは
１０年程前ですが、
「サラっとはしているが、お見送りに心のある人」という
とても良い印象を持ちました。

そのことから
そのご本人の事を多くは知らないけれども
「人を大切にされる信頼出来る方」
という印象を受け取り
以来、その印象はかわらず
信頼感は増す一方です。

一方
若い子の事なのですが、こちらがお世話をしてあげて
私が玄関で見送りの言葉を発している最中に
既に別の方向を向いてしまい
顔つき目つきから、明らかに他の事を考えているのがわかった事がありました。

そういった事が頻繁でしたので
私から、また他の人から
注意とアドバイスをしたのですが
なかなかわかりませんでした。


様々な場面で痛い思いをして
その中で自分で気づき

そこから気をつけて行く事が大切なのでしょう。

その時に私たちからされた

「注意とアドバイス」を思い出してくれたら良いと思います。