火山の紅彩鳥 | モンスターハンター 〜戦陣の迅雷〜

モンスターハンター 〜戦陣の迅雷〜

これはMHP3rdをもとにした小説です。 基本不定期で更新しますが、遅くても2週間に1偏は更新します。 更新日は改めてメッセージボードに書きます。ブログ主のtoaruloveは文章書くのが下手ですが良ければゆっくり見ていってください。
無断転記は御遠慮下さい

その日は前日までの豪雨は嘘のように晴れていた…
村のいたるところには水たまりがあるが、それでも村人や旅人で賑わっていた。
ライーザもその中に混じって狩りに必要な物を揃えていた。
「砥石ありますか?」
「砥石ね…ハンターさんのためにたくさん仕入れたんですよ!」
「100個程ください」
「ひゃ…100個もですか!?」
「無いですか?」
「50個しか仕入れて無いです」
「じゃあそれ全部下さい」
ありったけ買い占めたライーザは腕に抱えて自宅に戻りアイテム整理を始めた。
そして、不要なモンスター素材を売り払い、エリアスの家に行った
「おじゃまするわよ~エリアス」
「あらライーザいらっしゃい」
「調子はどう?」
「もうこの通り!バッチリよ!…(グキッ)痛たた…」
「無理はしちゃだめよ?」
「大丈夫だって!もう狩りにも行けるわよ!」
「もう少し安静にしてなさい」
「はーい」
それだけ言うと、ライーザは村へ出て村人と挨拶を交わしながら自宅に戻ろうとした…
自宅の近くまで戻ると村長に呼び止められ…
「ライーザ様、少しよろしいですか?」
「どうなさいましたか?村長さん」
「先ほど火山にクルペッコ亜種が現れ暴れていると言う話を聴きました、別のハンターさんが挑んで失敗したらしいのです…集会浴場にクエストが出ているかもしれません、行ってみてはいかがでしょうか?」
「クルペッコ亜種ですか…分かりました、集会浴場に行ってみます」
ライーザは一度自宅に戻り武器をグラシュバリエに、頭防具をルドロスSキャップに、胴防具を荒天【衣】に、腕防具をルドロスSアームに、腰防具をシルバーソルコイルに、足防具をシルバーソルグリーヴに変え、護石と装飾品を使って、斬れ味レベル+1と攻撃力up【小】と気絶確立半減を発動させ、集会浴場に向かった…
集会浴場は温泉客で賑わっていた
ライーザは1人上位窓口に向かい
「クルペッコ亜種の依頼は有りますか?」
「はい、クルペッコ亜種ですね、火山からの依頼になります」
「それ受注します」
「はーいでは契約金z頂きます」
ライーザは契約金を渡し、温泉に行き…
「やっぱりいつ入っても良いお湯ね~」
「おや…ハンターさんじゃないですか?」
「そうですけど…何か?」
「最近渓流が騒がしくて…様子を見に行ったらジンオウガが居たんです!だけど暴れては居なかったんで…一応相談を…しました」
「暴れだしたら、依頼を出していただければ狩猟しますよ」
「ありがとうございます!」
そう言ってライーザは先に温泉を上がり…集会浴場に備え付けられたアイテムBOXでアイテム整理をする…するとさっきの人が温泉から上がってきた……リオレウスの防具を付けて…
ライーザは思わずその人の前に行った…ツッコミを入れたいが為に
「貴方もハンターじゃないですか!」
「ばれちゃいましたね…半年前にここに引っ越してきて、ハンター始めたんですけど、上位上がって間も無いんです…」
それだけ言うとそのハンターは集会浴場を出て行った。
ライーザはアイテム整理を終わらせ、集会浴場の裏口から外に出て、手配されて居た荷台に乗り、火山へと発った

ここは火山、名の通り火山の中にまでマップが広がる灼熱の地だ。
そんな火山のエリア4で降ろされた。
ライーザは辺りを見回し、標的が居ないことを確認すると、クーラードリンクを取り出し、蓋を開け一気に飲み干す
そして坂道を駆け上がり、火山の中へと潜入した。
中に入ると、すぐ傍には溶岩が流れており溶岩と陸が隣接するところは、少し立っているだけでも火傷を負うほど熱い
ライーザはそのままエリア6へと行った。
エリア6ではクルペッコ亜種がうろついて居た
ライーザは見るなり近寄りグラシュバリエに手をかけ、全身に力を込める。
ライーザの存在に気がついたクルペッコ亜種は、ライーザに向きなおり胸を膨らませて鳴いてきた
「ウオォォォォォォ」
うるさい咆哮に耳を塞いでしまう
ライーザは再度力を込め、グラシュバリエを振り下ろす…至近距離で振り下ろされたグラシュバリエはクルペッコ亜種の胸部を斬り裂いた…それでもクルペッコ亜種は怯まず、次の攻撃に転じてきた…
「ギャァギャァギャァ」
そしてクルペッコ亜種は翼の電気石を思い切りぶつけた!
カッ!!
エリア6に凄まじい閃光がはしった!ライーザは目を瞑り、さらに腕で覆い閃光を回避する
「眩しいわね…もう!」
ライーザはすぐにグラシュバリエを構え直し、切り上げを行う
クルペッコ亜種は突進をしてきた
ライーザはグラシュバリエを構え直し、それを胸前に構え衝撃に備えた
「ギィィィィン」
金属音と共に衝撃が来る…
ライーザはクルペッコ亜種に向き直り力を溜めてグラシュバリエを振るう…だがやつが後ろに向かって飛んだせいで、その一撃は空を斬った
「ったく…大人しく切り刻まれなさい!」
クルペッコ亜種は飛んだまま粘液を吐いてきた…
「うわっ汚っ!」
ライーザは間一髪それを避け納刀した。
そしてクルペッコ亜種の足元に潜り込みグラシュバリエに手をかけ、力を込める…
ライーザはそこに着地して来たクルペッコ亜種に力を込めた一撃をお見舞いしてやった
「ギャァァァァオ」
クルペッコ亜種はヨダレを垂らしながら、突っ立っている
ライーザはそこに振り回し攻撃をした、するとクルペッコ亜種は転んだ…
ライーザはチャンスとでも言わんばかりに頭部へ攻撃する
「ヤァァァァ!」
バギッ!
「ギァァァァァオ」
見事、クチバシの破壊に成功した。
「これで別のモンスターを呼ぶことも出来なくなったわね!」
するとやつは足を引きずってエリアの中心へと向かった…
クルペッコ亜種は前のハンターとの戦いでかなり疲労していたらしく、ライーザが少し手を加えただけで瀕死に追いやることに成功した。
「あと一息ね…」
ライーザは納刀し、火山を降りる事にした
火山を降りたライーザはエリアの半分くらいが水貯まりで魚を釣る事も出来るエリア4まで降りてきた…するとそこに、魚を求めて、クルペッコ亜種が飛んできた
ライーザは着地地点に落とし穴を張る…
(パシュー....バン!ガッチャン)
そして捕獲用麻酔玉を取り出し着地を待った…そして……
「ギャァァァァァオ」
「かかった!」
ライーザはすかさず、それを投げて捕獲した
そして荷台に乗りユクモ村に帰るのであった…

その頃ユクモ村のエリアスはライーザの家の武器BOXを確認して
姉のアリエスに手紙を書いていた…その手紙の内容は…また別の機会に書くとしましょう…

【あとがき】
第七話、クルペッコ亜種戦です!
ではいきなりですが謝辞からさせていただきます。
今作、遅くなってすいませんでしたッッッ!
色々予定が重なり忙しく、書く時間がなかったのです…
それと、このような小説を読んでいただきありがとうございます。
今回もライーザは双剣を使いませんでしたね…この謎はそのうち予定しております外伝にて語られるでしょう!
さて次回予告ですが、次回はジンオウガです!
いや~来ましたねぇ、ジンオウガさん、しかも1頭では無い!?
お楽しみに!!