とある日常の不定期録 -4ページ目

動画視聴の傾向分析

2015年に同人音楽サークル"Archive: Knowledge Design"としてYoutube に公開した4つのクロスフェード動画に関して、
Youtube のアナリティクスを利用し、動画視聴の傾向分析および視聴回数増加に関する考察を行ってみた。

2015年にYoutube で公開したクロスフェード動画の概要は以下の通りである。
 ・2015/04/02 『ヨゾラヲソメルアオ』試聴用デモ (3:09) ⇒以降 "1st"
 ・2015/07/02 艦これアレンジ『Belle-Clair』試聴用デモ(4:06)⇒以降 "2nd"
 ・2015/10/02 『ツキヨニウカブアカ』試聴用デモ (3:26) ⇒以降 "3rd"
 ・2015/12/10 艦これアレンジ『La Volonte』試聴用デモ(3:22)⇒以降 "4th"

分析においては、以下の期間の視聴回数を用いた。
 2015/04/01 ~ 2016/01/31 の10ヶ月間
ただし、本分析において再生時間は考慮しないものとする。


1.視聴回数の分布
まず、毎日の視聴回数の分布を図1-1に示す。

視聴回数(日単位)
図1-1 視聴回数(日単位)

この図からは以下のことが読み取れる。
 ・動画を公開した初日は視聴回数が最大となる
 ・公開して1ヶ月間はある程度の試聴回数を維持できる

ここで、週単位に集計した視聴回数を図1-2に示す。
ただし、週の初めを月曜日、終わりを日曜日としている。

視聴回数(週単位)
図1-2 視聴回数(週単位)

図1-1と同様、公開した最初の週で視聴回数が最大となるが、
イベントがある週に視聴回数がV字回復、あるいは減少速度が弱まる傾向にあることがわかる。
また、ある動画の視聴回数が増加したタイミングで、他の動画の視聴回数も釣られて増加することがわかる。

つまり、視聴回数が増加するタイミングは以下の3つである。
 ① 動画を公開した時
 ② イベント前日
 ③ ある動画の視聴回数が増加した時

①の「動画を公開した時」に視聴回数が高いのは、単純に宣伝効果であると考える。
筆者のみならず、公開した動画に関わった複数の者も積極的に宣伝するため、
自ずと多くの人の目に留まり視聴回数が増加すると考える。

②の「イベント前日」については注目するところがある。
イベント前日は、多くの一般参加者がイベントで購入するものを事前に検討するため、視聴回数が高くなると推測する。
ここで注目すべきは、V字回復するイベントと減少速度を弱める程度のイベントがあることである。

V字回復したイベントは以下の2つである。
 ・M3-2015春
 ・M3-2015秋
一方、増加はしないものの減少速度が明らかに弱まったイベントが他の4つである。
 ・響灯小町祭2015
 ・コミックマーケット88
 ・コミックマーケット89
 ・砲雷撃戦よーい23

上記より、M3ではイベント前に視聴回数がV字回復するのに対し、その他のイベントではそこまでの効果が見込めないことがわかる。
ここで、M3とその他のイベントについて比較すると、M3は「音系・メディアミックス同人即売会」であるのに対し、
その他のイベントは「複合型の同人即売会」という位置付けであることである。
つまり、複合型イベントは一般参加の人数が多い傾向にあるものの、音楽CD目当ての人数はM3の方が多いと推測できる。
このことから、複合型イベントにおける宣伝方法および頒布方法について、更なる検討が必要である。

③の「ある動画の視聴回数が増加した時」については、初めて試聴した者などが
他の作品についても見てみたくなるのは普通のことであるため、ここでは敢えて言及しない。


2.視聴回数の累積
視聴回数の累積をグラフにしたものを図2-1に示す。

累積試聴回数(日付け)
図2-1 累積試聴回数(日付け)

この図からは、3rdが他と比べ突出していること以外は得るものがないため、原点を揃えたものを図2-2に示す。

累積試聴回数(日数)
図2-2 累積試聴回数(日数)

この図から、4サンプルとも増加傾向にあるものの、公開から20日前後でグラフの傾きが急激に緩やかになることがわかる。
このことから、動画の視聴回数を維持するためには、1ヶ月に1回の公開が望ましいと言える。
また、前章で述べたように、イベント前日に視聴回数が持ち直していることもあるため、イベントには参加するだけでも意味があると言える。


3.結論と課題
以上より、クロスフェード動画の公開にあたっては、以下の3点に配慮することが望ましいと結論付ける。

 ・継続した公開(既存の動画も相乗的に視聴する傾向があるため)
 ・1ヶ月に1回の公開(視聴回数を維持するため)
   ⇒ただし、イベント毎にしか動画を作らないため要調整
 ・多くのイベントに参加すること(視聴回数のV字回復あるいは減少速度抑制の効果が期待できるため)

課題としては、複合型イベントにおける宣伝方法および頒布方法について、今一度検討が必要である。

また、今回の分析ではサンプルおよび母数が少ないため、今後も継続した調査が望ましい。

試聴用デモ完成④

冬コミで頒布する、4thアルバム『La Volonte』のクロスフェードデモが完成しました。
2ndアルバム のベル・クレール に続いての艦これボーカルアレンジです。
La Volonte はフランス語で、英訳するとザ・ウィル です。
お後がよろしーよぅで。

試聴用デモ完成③

M3-2015秋に頒布する、3rdアルバム『ツキヨニウカブアカ』のクロスフェードデモが完成しました。
今回もめでたくデモ動画を配信することができ安堵の溜息。
まだプレスに出してないけど、発注して届くまでがまたドキドキなんだよね。
やってくれてなかったらどーしよー、みたぃな♪

試聴用デモ完成②

2ndアルバム『Belle-Clair』の試聴用デモを公開しました♪
まだCDは制作中なので、引き続き頑張ります!!

今回は、艦これBGMのボーカルアレンジに挑戦してみました。

今月末の響灯小町祭(2015年7月26日)で頒布するので、良かったら購入しに来てください♪

試聴用デモの完成

よーやく、1stアルバム『ヨゾラヲソメルアオ』の完成が見えてきました!
ので、試聴用デモを作成してみました♪
(ちゃんと完成してから作れょ、とか言わないの。。)

春のM3(2015年4月26日)で頒布するので、ついででも良いから是非!!