父姉の姉の息子が家族を連れてきた。
父の一番上の姉の子。
ワタシとは、ひとまわり年の離れたイトコ。
内科の開業医をしている。
父姉の娘は、自称:看護師だ。
医療従事者が身内に2人いたって、MISAE家の現実はこれだ。
ワタシは、父姉たちの子供たち(イトコたち)がうらやましい。
父の兄夫婦はすべてを放棄し、父姉たちは嫁姑の苦労なく暮らしてきた。
うちの父は次男なのに、親の責任を背負った。
そして今は、ワタシたち姉妹と、母が背負ってる。
盆に正月に、ふら~っと気軽に顔を見せるだけで、かわいがられてきたイトコたち。
ワタシたち姉妹は・・・といえば、家族という言葉に縛られ、偽物の家族を演じてきただけ。
今日のように、イトコがふら~っと家族を引き連れ、ご機嫌伺いに訪れると、ふつふつと過去のことが思いだされてくる。
ま、望もうが望むまいが、それもワタシの人生。
いいないいな言ってても、現実は変わらないし、どうしようもないんだけどね。
ただ、親族が集まるこの時期は、正直あまり好きではない。
だから、仕事を理由に実家に戻れなかった今までに、たまらなく戻りたくなるのだ。