50代 我慢の上に成り立つ幸せは

婚活をしてまで 望んだ幸せだろうか

婚活はゴールではなくリスタート


幸せはなるものでも 掴むものでもなく

日々の積み重ね 築きながら感じるものだと思う


再婚して3年 見知らぬ地で

見知らぬ人であった 

新しい家族と頑張って仲良くしてきた

いや?かなり無理を強いられて頑張ってきた


その中で自分の子供の気持ちを

後回しにしてしまった事がある


これは親子だからと言う甘えだったと

今も後悔している


再婚して間もない頃

息子が仕事の合間を見て新幹線を使い半日かけて私に会いに来た穏やかに暮らす姿を見せてここは新しい故郷だよと息子に伝えるつもりだった


主人宛に県内に住む義理の娘から

突然の連絡があり子連れでいきなりやって来た


たまにしか会えない息子だから

娘が赤ちゃんを連れてくると 

ゆっくり息子と話しが出来ない


息子は今日帰るから 

娘を呼ぶなら来週にして欲しい

そう主人に私の気持ちを伝えたが

お構いなしに娘を呼んだ


義理の娘は毎回来る度 孫の世話から

自分の家庭の食事を作って欲しいと言って

重箱を持参し 手伝う事もなくゴロ寝をする


新しい家族に馴染む為と我慢していたが

明らかに使用人扱いだと私は感じていた


残念ながら継母である私に対して 

父が食わしている女そう言う扱いに近い…


主人は前妻の実家の習慣なだけで悪意はないと

平然と言うデリカシーの無さにもガッカリしている新たな家庭に前妻の習慣は受け入れ難い


明らかに実母と違わぬ親愛の気持ちではなく 

女同士だからこそわかる継母に対してのマウントだ50過ぎた私には嫌でも伝わる


恐らく前妻からの入知恵もたっぷり吸収しているそんな態度である事は明白だ…


座る間もなく汗だくで台所に立つ私の姿を 

ダイニングテーブルの硬い椅子に座りながら

スマホ越しに息子は見ていた


娘はソファーでゴロ寝をしながらテレビを観ていた


息子とゆっくり話したい そう思いながらも 

ヨチヨチ歩きの赤ちゃんの世話をしながら

娘宅の夕飯から弁当含む翌日の夕飯分まで

トータル4食分の食事を私1人で給食センターの如く作っていた


その時 再婚したての私は 息子の存在よりも

その時の自分の立ち位置を最優先にしたのだ


息子とは話しも出来ないまま時が過ぎてしまったそのまま息子は田舎町を後にした


恐らく新幹線の車内だろう 息子からLINEがきた「お母さんが新しい家族と歩んでいる事がよくわかりました元気そうで良かった」


短い文脈から 息子が感じた寂しさが伝わった

私は血の繋がりに甘えていた自分に気がついた

どれ程の疎外感と寂しさを感じただろうか…


母としてではなく女として生きる事を優先した姿を見せてしまったそんな自分に今も嫌悪している私にとって生涯抜けない棘となっている


それ以来 私が上京すれば会うが

息子は田舎町には顔を出す事はない


今年 主人の還暦旅行に息子も参加する

仕事の都合で前乗りは厳しいと連絡が来た


主役は主人だから 

妻の私は行動を共にすべきとはわかるが


しかし次に息子が田舎町まで

私に会いに来るのは恐らく葬儀の時だろう…


思いきって主人に話しを切り出した

最後に息子が来た時の事 

その時の息子の気持ち

今も私の心の棘だと前置きをしてから


「息子がどうしても途中で合流出来ず電車で現地に向かう場合はそちらに合流したい たまには息子と話したい」

「長時間狭い車の中で過ごすのは私も気疲れするし貴方も私に気を使うだろうから」


勇気を出して話してみたが 

案の定烈火の如く怒り爆発であった


「皆で行きたいのに別行動したいんだな!」

「万が一合流出来ない場合の話し」そう伝えたが

「まだ合流出来るかどうかハッキリしないうちから言うのは別行動したいからだ!勝手にしろ!」罵声を浴びた


令和6年になりまだ息子とは会っていない

たまには息子と話したい そう思うのが悪いのか?


この3年間 主人の最優先は自分の家族だ

夫婦の時間よりも自分の子供や親との時間を共にする事を半ば私に強制してきたと思う


その事で喧嘩をして飛び出した事もある 

何処にも行く場所もなく頼る人もなく

暗く広いスーパー駐車場で何時間も過ごした


主人からの帰って来いとの電話すらなく

孤独を感じる経験をして来た 


だから我慢をして従う楽さを選んで来た

その結果ストレスから体調を崩してしまった


50代で自分の我慢で成り立つ幸せには

何の意味もない事を学んだ


娘の幸せの為ならば老後を共にする妻が体調悪い時でも妻の私を使用人化してしまう彼だもの

娘が居れば楽しめる❤️


還暦旅行に娘家族は我が家のご招待

赤ちゃんがいるからと和室希望の娘だが?

予約完了後にHPを見たら洋室が素敵だから変更して!と連絡 仕方なくホテルに確認したら子供2人添い対応NG回答 それを聞いた娘は呆れる程不満のブーたれ声 だが父は気持ちは分かるからと全ての予約を和室タイプに変更 驚くべき娘ファーストアイラブ❤️娘な彼だもの大丈夫娘がいれば寂しくない✨娘と仲良く楽しみな〜


罵声を浴びたからこそ我慢せず

息子が合流出来ない時は私は息子と現地に行こう


考えたら主人は良き父の顔のままだが

息子の優しい母の顔を無くしてしまった…

あの日息子と私には埋められない

溝が出来たのは明白だだから 

たまには私にも母をやらせてよ


息子を1人待たせてする観光なんか

私は楽しめない


あの棘の時から息子に会えるのは

年1回ランチを共にするだけだ

たまにはゆっくり話したい


これを逃したら30歳を過ぎて 

家庭を持った息子だもの 

膝を突き合わせて話す機会は2度とない


50代の私に残された人生時間を

新たな家族に対して費やした時に比べたら

大した事ではないだろう


我慢しても自分の首を締める

これが50代その事をこの3年で学んだ


いつお迎えが来ても後悔なく生きていこう

ある程度の調整は人生には必要だが

全てを合わせる必要はない


今やりたい事をする

あの日刺さってしまった棘は抜けないが

二度と抜けない棘は心には刺したくない


今日は母の日

息子からは母の日が届いた嬉しかった✨


田舎でも母の日の文化は盛んだ

勿論 誕生日も日本では定着している文化だが

娘からハンカチの1枚ですらプレゼントはない


皆 我慢なんかしていない

自由に振る舞っている


私も同じく!何と思われてもいい!

我慢せず自分らしくいこう!

使用人扱いをされて喜ぶと思うな!


これからは 嫌な事はハッキリ示そう

不本意だと態度で示して自分を大事にしよう!