みさの小劇場ウオッチ日記


邪道 ~桃太郎における上演禁止レベルの解釈~

公演期間 2012/12/05(水) ~ 2012/12/09(日)
会場 サンモールスタジオ
脚演出 宇野正玖
料金 3,000円 ~ 4,500円
サイト http://kyjack.com/stage/14th


日本の童話「桃太郎」をベースに海賊ハイジャック風の残虐な寓話に虚構化した物語。


「正道」バージョンに物語性があったのに対して、邪道バージョンのほうは、物語の説明が足らなく、むしろ正道でこれだけ説明したのだからいいだろ・・みたいな安易に逃げた感が。しかし、こちらは桃姫たちが更に過激にエロくなってる。殆どの桃姫がTバックを着用。だから桃尻にパンツの線がない。


この回も同じように最前列、2列の座席はおっさんで埋め尽くされていた。どんだけなんでしょか。しかし、邪道バージョンは後列に座ったほうが終盤でみせる川添美和の素桃尻が良く見えるのだ。おっさん、それには不覚だった!苦笑!


今回の物語はポップな音響を奏でながらの軽いテンションで、怖気をふるう「邪道」バージョンとはうらはらの、いかにもノリノリの描写だった。だから突き抜けるような残虐性はない。むしろ、エロさを見たいならこっちのほうが楽しめる。キビタキこと水沼小百合がギリギリのラインで頑張る。終盤でキジ(川添)とビズラ(平良和義)の愛が成就し、代わりにキジの実父・御前(秋山)を殺すという設定だったが、ここでもそれほどの緊迫感はない。


う~ん・・なんだろ?2バージョンで物語を作るより、1話でレベルアップしてもらいたい。