みさの小劇場ウオッチ日記


公演期間 2012/10/28(日) ~ 2012/11/04(日)
会場 すみだパークスタジオ倉
脚本演出 緑川憲仁
料金 0円 ~ 3,500円
サイト http://www.qublic.net/


前作「葡萄酒色のミストラル」があまりにも素敵だったので観劇。広いスペースの舞台にテーブルが一個。そのテーブルに商店街の数人が集まって街を活性化させるにはどうしたら良いか?と話し合い、7年前に解散したアイドルの「キューピッドガールズ」を復活させれば人が商店街に戻ってくるのではないかというアイデアのもと、元アイドルを集めて復活させるまでのストーリー。


毎回、舞台という芸術を観る度に気になるのが構成力だ。舞台の空スペースを無駄にしていないか、全体的な構図はどうか、また舞台に対するスキルは高いか・・などだ。脚本もさながら素晴らしい演出があってこその舞台なのだが、今回の舞台のスキルは低い。脚本自体もそれほどの構成力はなく、ただただお祭り騒ぎ的な内容だった。


お祭り騒ぎが悪いというのではない。それなりの楽しい騒ぎなら観ているワタクシも楽しいのだが、肝心の舞台も、キャストらのカラオケ大会のようなお歌も、中途半端で、発表会のノリだった。だから役者の知り合いとか身内受けする舞台ではあるが、ワタクシのような一般の観客はシーン!!と静まり返っていた。


時間を無駄にしてしまったよ的な観て後悔した舞台だった。
劇団は観客から料金を取るということを念頭に置いて作品作りをほしい。