みさの小劇場ウオッチ日記
公演期間 2012/10/25(木) ~ 2012/10/29(月)
会場 王子小劇場
出演 石毛セブン、加藤岳仁、柿杉満洲男、田畑智、あや、草野智之(MFTV)、葵めぐみ、比嘉建子、内江志八枝(ヴォイスガレージ)、まじまあゆみ、北島洋志、シバジュン(U.T.企画)
脚演出 チャー・アズナブル
料金 1,000円 ~ 3,000円
サイト http://lionperm.web.fc2.com/


ライオン・パーマの公演で「火山火山」という名前が登場したのは2年前の「そんなの俺の朝じゃない! 」だった。ここでの火山火山はサラリーマンだったが、今回の火山は漫画家だ。この劇団の面白みは観続けることによって、こうした隠れキャラにも触れることが出来る。


ところで、ライオン・パーマの脚演出家のチャー・アズナブルって誰やねん?って、毎回、不思議だったのだけれど、加藤岳仁と判明。加藤岳仁が劇団の主宰であり作家・演出家とのこと。実はチャー・アズナブルはウィルチンソンプロデュース 「劇団劇場~Act In Rule~vol.2」でも脚演出をされてる。


もしかしたら今回のR、つまり裸族で登場した柿杉満洲男が瀬沼敦君で、チャー・アズナブルも瀬沼君ではないのかな・・って考えていたら違った。


更に、スタッフ欄をみると、制作/mayumin(おぶりが~と)  衣装/とうがらし 小道具/ワッキー&チャッキー  チラシ/豪徳寺三郎 イラスト/ロス・アンド・ゼルス  代打/和田 郁・・・。どんだけふざけてんだよ(笑)って感じでしょ?


つまりはチラシを作る段階から既に漫画ヲタ全開なわけで、これだけでもチャー・アズナブルのアニメヲタさが想像できるというもの。笑


さて、今回の「恋愛漫画」は2008年の再演。本はちょっと書き直したらしい。今回のワタクシ的お気に入りキャストはなんといっても、比嘉建子だ。海陰寺椿役では大声で笑うシーンがあまりにも堂々としていて、その笑い声だけで笑った!笑った!更に格闘シーンでのアクションでもやたらに笑えた。


物語の筋は、漫画家の火山火山が病気の為、引退を決意する。自分の跡を継ぐべき作家として天堂を選んだ火山は死んだ後も天堂の書く漫画を待ち遠しく本屋に通うというロマン溢れる本なのだが、そこはライオン・パーマ。銀河鉄道999や、明日のジョーをネタにバカバカしく進行させる。それでもいつもの本より今回は爽やか系でオトナシめだった。最後に爆発的な笑いが起こったが。


天堂の書いた「愛のない部屋」をハッピーエンドにさせるべく、「ハンターチャンス夢子」を書いている売れない作家があまりにもスーパーポジティブなので、最終原稿を彼に任せる立花。この作家と出版社の立花のやりとりがオモチロイ。


今回、金箱崇政が出演されなかったのでちと寂しい。ワタクシ的に、石毛セブン、加藤岳仁、柿杉満洲男、金箱崇政が揃って、ライオン・パーマなのである。笑