みさの小劇場ウオッチ日記


公演期間 2012/10/18(木) ~ 2012/10/29(月)

会場 サンモールスタジオ
出演 小岩崎小恵、サイショモンドダスト★、野口オリジナル、増田赤カブト、CR岡本物語、NPO法人、吹原幸太、青山雅士、井上博之、太田守信(エムキチビート/黒薔薇少女地獄)、加藤慎吾、高橋ゆき、橘麦、仁田原早苗(劇団シグナルズ)、横尾友幸、杏美えいか、跳川雄大
脚演出 吹原幸太
料金 2,000円 ~ 3,800円

サイト
http://www.tiara.cc/~popn/


ポップンの当日パンフでいつも感心してしまうのはキャスト名、役名は勿論の事、登場人物紹介が記入されているところだ。こんな風に丁寧に書き込んであると後でブログにUPする際に楽であ~る!笑) また今回のケンタウロス(野口オリジナル)のなんとも美少年なこと!じーーーっと見入ってしまった。



子供の時に、家族の前から突然いなくなった父・純(吹原幸太)を探してオカマバー「無いチンゲール」にたどり着いた真(加藤慎吾)。父はそこのママであり、今まさに、真からぼったくろうとしている矢先、ママの婚約者であるアスオ(仁田原早苗)が失踪したとアスオが住んでいたアパートの管理人・角田(小岩崎小恵)から連絡を受ける。


アスオを探しに北海道まで旅をすることになったママと真、「無いチンゲール」の従業員のカツ子(サイショモンドダスト★、)らは、旅は道連れ、世は情け!などと、半ば呑気に道中を楽しんでいたが 同時多発的に現れたトラブルメーカー達も巻き込んでの、やたら大人数での旅の御一行様と化した珍道中。


今回は今までの公演より更に過激な下ネタの連発!継いでSMあり~の、ナンセンスあり~の。もう、はちゃめちゃだった。あまりにもバカバカしくて観終わった後には何も残らないが、吹原幸太は小劇場でこういった仕掛けを繰り返し打つことが楽しいに違いない。


事実、ドラマ『オトメン(乙男)』やアニメ『ガッ活!』等、他メディアでも躍進中の戯曲家・吹原幸太が赤字を出してでも小劇場に拘る理由は、演劇以外では絶対にNGな過激でナンセンスな笑いを、直に観客の生の視線や声や笑いを体感することに意味があるのだと思う。


当の吹原幸太が演じたオカマの純は和服姿で登場し、化粧したその口元がヤケに色っぽかったし、リップカラーにもそそられた。また立ってるだけで大迫力のダブルゼータ(高橋ゆき)のその体躯にも痺れた!笑。 一方でとある進学高校の教師3人は殆ど縄に縛られてトナカイのような風景だったし、ボーイズラブな展開もあってマジ、どうでもよい面白さ!笑