みさの小劇場ウオッチ日記

テヴィエ一家とその仲間達


期間 2011/11/15(火) ~ 2011/11/18(金)
会場 座・高円寺2


出演 剣持直明、塚本一郎、明樹由佳(㈱メッセージ)、青山伊津美(演劇集団円)、岩岡朝夫(横浜演劇鑑賞協会)、森恵子、金井節、森恵子、すだあきら、弓家保則、城戸光晴、丸山まこと、中嶋ベン、坂東七笑、松下聡、荒井涼子、小暮美幸、唐沢大介、山田陽大、本間ジェフ、時津辰彦、高梨智之、高橋伶奈、猪狩みゆき、稲垣智里、松生綾美、伊達めがね、杉本圭、川俣ゆかり、堀江純子、佐藤萌子、澤留悠里子、山本浩子、くわはら妙子、柏瀬美帆、花見梨英、栗原拓也、武内伸二、名田健太、服部晶、稲田結、神沼奈津美、溝田朋代、中山唯、山口香織、佐野匡俊、上田さだ吉、蔭山嘉一、神家平知、陣内友彦、黒木麗太、二本柳天収、市野雅道


脚本 グリゴーリン・ゴーリン
演出 菊地一浩
料金 3,000円 ~ 4,000円

サイト http://www.daruma-za.net/darumaza/





「祈り」を観たのは、双の会「祈りーテヴィエ一家とその仲間達ー」 を観たのが6年前。 その時も泣きじゃくり号泣したが、今回の劇団だるま座の「祈り」も同様に号泣した。


「祈り」は今も世界中で愛され続けるミュージカルの名作『屋根の上のヴァイオリン弾き』 の原版でストレートプレイだが、個人的には「祈り」のほうが好きだ。

ロシアの寒村アナトフカ村。牛乳屋を営むテヴィエには妻と五人の娘がいた。ロシア革命の波がゆっくりと押し寄せる中、上三人の娘達の結婚話を中心に織りなされる、テヴィエ一家とその仲間達の悲喜こもごもの人間模様を描いた物語だ。


この物語は実際にあったユダヤ民族迫害とロシア革命が時代的な背景にあり、それでもアナトフカ村の人々は笑顔を絶やすことなく、みんなで助け合いながら一生懸命生きていくのだ。やはり、剣持演じるテヴィエが抜群! またゴールデの明樹由佳の演技力も群を抜いて素晴らしい。娘達を嫁にやるシーンのそれぞれの場面で号泣し、ゴールデの死の場面で落涙した。いま思えば後半の殆どを泣きながら観ていた感じがする。


また劇中、テヴィエがゲップするシーンがあるが、これがあまりにもリアルで、演技ではなく舞台で剣持がゲップしたのでは?と勘違いしたほど。笑
笑っているのに涙が出る。泣いているのに笑ってしまう。まさにそんな感じで素晴らしい舞台でした。


次回のだるま座公演も観に行きたい。



(演劇ライフが閉鎖されるため転載しました)