みさの小劇場ウオッチ日記

アガリスクの「ナイゲン」を観にいったときのことである。「資料を回して下さい。」といういかにも高校生的な風景を思い起こさせるように隣から配布された。ふと顔をみると、な、なんと?!コーヒーカップオーケストラの宮本君が座ってた。


http://engekilife.com/company/312   ← 彼はこの似顔絵とまったく同じ顔を持つ才気溢れた凡人だ。笑


たぶん、彼のほうが先に着席していたから、ワタクシが隣に座ったのを知っていたはずだが、声をかけそびれたのか、あるいは、びびったのか、ひっそりと座っていた。それから資料を受け取ったのをきっかけに、「あら?宮本君じゃないの。」とワタクシは声をかけた。(´-ノo-`)ボソッ...


ここで初めて宮本君は挨拶を交わし、公演が始まるひと時までおしゃべりに講じたわけだが、いざ公演が始まってもなんだか落ち着かない宮本君。とにかくじっとしていないのだ。


カタカタカタカタ・・貧乏ゆすりみたいに足を震わせたかとおもうと、椅子と密着したお尻を右へ左へと、もぞもぞ移動してみたり、蒟蒻のようにふにゃふにゃと始終、どこかしらの身体を動かしてる。そのうちワタクシがどう思うのか気になったらしく、チラチラとこちらの様子を伺う目線!笑



アワワワ((((゜ □ ゜ ) ゜ □ ゜))))アワワワ


ちょっとした地震の襲来だった。



そんなだから、なんだかワタクシも落ち着かない。落ち着かないものの、とりあえず舞台に集中する。そして終焉後、宮本君に「なんだか落ち着かない観かたをするのね」なんて話したら、「すみません、どうもこういった窮屈で密着した椅子が苦手なもので」なんて弁解していたが、よくよく聞くと閉所恐怖症気味らしい。


で、今回の公演には次回コーヒーカップオーケストラで客演する役者が出演してるので観に来たとも話していた。


宮本君は学生時代に、劇団はえぎわの演出助手を務めていたこともあって、はえぎわの演出助手をやられてたなら間違いなかろうと観にいったのがきっかけだったが、間違いなくはえぎわの作風とは違うゆる~いアニメ的なバカバカしい舞台を作る。


しかし、毎回の公演ごとに少しずつ腕をあげて更なるバカバカしさを強調した作品は、いつかきっとはえぎわを抜く日が来るかもしれない。はえぎわの舞台は淡々とナビるその言葉のセンスに尊敬すらするが、助手の宮本君はシャイで落ち着かない幼稚園児のような男だがワタクシにとっての高感度は高い。


次回、シアター711の舞台は観にいくつもりだ。