公演の詳細はこっち→http://engekilife.com/play/23217/review


う~~ん?!フライヤーはいかにも相撲を取りそうな画像だが、そういった熱い描写はあまりない。個人的に脚本と、演出が好みではなかった。ゲキバカは好きなキャストが多く居てる劇団なので、とっても残念。


物語は「激団なんちゃって☆ハートフル」という劇団が「ロミジュリ」を演じることになる。その舞台セットがちょっとした行き違いから墓標を作るところを、土俵を作ってしまう。仕方がないから土俵の上で和テイストのシェイクスピアでお芝居をすることになる。劇団作家、演出家、舞台監督、女優などを巻き込みながら舞台化した人間群像劇の劇中劇だった。


ゲキバカ本来の笑いのティストは衣装の蒲田(伊藤今人)をオネイ系に置くことで、そこそこ笑いをとるものの、今までの作品と比較しても全体的なコメディの質は低い。シモネタで笑いを取ろうとするがスベル。つまり体育会系の笑いだ。


物語の前半はパロディ仕立てだが、まとまりがなく散漫になってしまう。んじゃ、後半はどうよ?ってな感じで後半に期待するも、後半戦も物語の軸を基点に引き締まることなくだらだら・・と。


終わってみれば、役者らのアドリブは滑りまくり自由すぎて纏まりに欠けてしまった。今回はスピード感も薄く、消化不良。


ワタクシには合わなかったなぁ。


公演の後半になるとまた違った勢いが生み出されるかもしれないが・・。