1566年にアクパル帝は、ヤムナー川の西岸の岩盤上に半ば完成した城塞をもって、帝国の首都とした。
城壁も城門も、この地方で産出する赤砂岩で建設されたので「赤い城」とよばれることになるが、
1世紀後には第6代のアウラングゼーブ帝(在位1658-1707)が外郭の城壁をつくり、二重の城壁のあいだを濠とした。
背後の東面は2.5キロメートルにわたって深いヤムナー川に面しているので、これは比類のない堅固な城塞であった。

城内には宮殿ばかりでなく、バザールや住区、そして大モスクもある「都市」であって、
ここを彼は自分の名をとってアクバラーバードと名づけたのである。

門は南と西の2ヵ所にあり、デリー門とよばれる壮麗な西門はバザールへと通じ、
南のアマル・シング門は宮廷地区へと通じた。

ほとんどの宮殿はのちのシャー・ジャハーン帝(在位1628-1658)の造営によるが、
宮廷地区でもっとも興味深いのはアクパル帝によるジャハーンギール殿である。

彼の跡継ぎの皇帝の名前がつけられているものの、これは紛れもなくアクパル式の建物であって、
左右対称のファサードの上にはチャトリ(小塔)が両端に載り、赤砂岩の壁面には自大理石の象騒がほどこされている。

入り口ホールを抜けると中央中庭に出るが、ここはヒンドゥの古文献に示される矩形の配置パターンにしたがって
諸室が囲んでいる。
その南北のホールは木造的な柱・梁構造からなり、腕木には木彫的なレリーフ彫刻がほどこされ、
軒持ち送りの上には石の板庇が突き出るのである。

この東側にあるヤムナー川に面した中庭はずっとペルシア的で、南北にはイーワーンが面している。
この宮殿にはアジアの諸地域に由来する要素が総合されており、
とりわけヒンドゥの伝統技術とペルシアの建築様式とが折衷されているのである。


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アーグラ城の平面図  ( from "Mughal Architecture" by Ebba Koch,1991 )
1. デリー門、 2. アマル・シング門 と アクバル門、 3. ジャハーンギール殿、
4. 寝殿とアングリー庭園、 5. 内謁殿、 6. 公謁殿、 7. 真珠モスク、 8. バーザール街


参考文献:
インド建築案内/神谷 武夫
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