児童相談所での交流後、しばらくして我が家に男の子が来ました。


お試しで来るとかは無く、来たその日から住み始めます。




午前中に自宅のチャイムが鳴り、児童相談所の職員、乳児院のSさん、男の子が来ました。


男の子は乳児院のSさんに抱えられて来ました。


男の子は、何がなんだかわからないといった、キョトンとした表情をしていました。


落ち着いた頃、しばらく職員さん達と話しました。




養育里親さんのお宅では、お別れするからとのことで、夕飯はご馳走を食べて来たとのこと。


朝、出発する際にはたくさん泣いたそうです。


その時、よく遊んでいたというオモチャをたくさんプレゼントして頂けました。


養育里親さんの娘さんが、自分達が交流してきた記録をビデオに収めてくれていて、それもプレゼントして頂けました。


ビデオを見ると、養育里親さんの家で、どのように過ごして来たかよくわかりました。


笑って遊んでる姿がたくさんあって、愛情たっぷりに、本当に大事に関わって頂けていたんだなと思いました。




次に、必要書類の確認をしました。


本人の過去がわかるものは、私達が知らない所で発見されても困るので、児童相談所で預かって頂くことにしました。


児童相談所では、本人に関わる情報等は永久的に保管してくれるそうです。


その後、実母からの贈り物として、帽子が1つありますと言われ、受け取りました。

児童相談所が対応し始めてから、唯一買って頂けたものだそうです。




児童相談所からのお願いとして、真実告知はいずれして頂きたいと言われました。



あと、我が家は共働きなのですが、子供が生活に慣れるまで、親のどちらかは半年ほど仕事を休んで頂きたいと話しがありました。


ブログでは書いていませんでしたが、この日に急に言われた話しではありません。


我が家では、妻が前もって職場に相談していた為、休みの取得はスムーズに行えました。


一応その場で改めて、その期間を短くできないかと話しては見ましたが、無理でした。



また、名前に関しては、実親から頂いたものなので、やはり大事にして頂きたいと話がありました。


この話しに関しては、私達も凄く悩みました。


夫婦で話し合った結果を元に、職員に伝えたことは、男の子を今後守っていくのが私達の役割である。

名前に関しては、イジメに繋がったりする等、本人が辛い思いをする可能性を感じるので、できれば変えたい。

本人が自分で考えれる時が来たら、改めて真実を伝え、その時は本人に判断を委ねる。

それまでは、私達親の判断で対応したい。

児童相談所側の話しも考慮し、漢字はそのままで、せめて読み方を変えたい。


(例)※私が適当に考えた名前です

「五四六」で「ごじら」という読み方から

「五四六」で「こじろう」という読み方にする


この提案に、児童相談所の職員は、最初は良い反応をしませんでした。


しかしSさんは、乳児院にいる子供や、自分の子供が関わる他の子供等、実際にいる子供の名前の例を挙げながら、私達が安心できる名前の読み方のアイディアを積極的に提案してくれました。


そうしてくれる中で、児童相談所の職員さんも、少しずつ前向きな発言をしてくださり、改名を受け入れてくれる姿勢を見せてくれました。


最終的に、全員受け入れてくれました。


児童相談所の職員、Sさんからお願いされたのは、男の子が現在の呼ばれているニックネームの頭の文字だけは、必ずつけて欲しいということでした。


(例)

「あっくん」なら「あ」は必ずつける。

そして、「あつし」から「あきら」に読み方を変える。


私達夫婦の不安の種だった名前の件に、少し希望が見えたのは安心しました。




長くなったので、続きはまた今度。。。