研修での出来事で思い出したことが、まだありました。
研修を受けた方の中に、50代くらいの男性が1人いました。
研修を受けた目的は、「里親の資格を得て、子供を複数預かりたい。手当が頂けるので、仕事として頑張っていきたい。」と、話していました。
里親が仕事として成立するの?って驚きました。
この件に関しては、研修に参加していた乳児院の職員さんと個人的に話した際、「そういう目的の方には預けたいとは思わない。」と話していたので、印象は良くないようです。
研修を無事終えると、最後に「養育里親」、「特別養子縁組」のどれを希望するのか確認されました。
どちらも選択しても良いし、片方だけでも構わない。
片方だけを選択した場合、選ばなかったもう片方を後から希望するとなれば、改めて研修を受ける必要があるとのことでした。
私達は、「特別養子縁組」を希望していましたが、何かしら気が変わった時に、また研修を受けるのも大変だなって思って、一応両方希望しました。
研修を終えてから、相変わらず変化の無い毎日を過ごしていました。
とりあえず、暇さえあれば、何かしらの集まりには参加していました。
いろんな里親さんの話しを伺ったり、講習を受けたりしていました。
いつ委托の話しが来ても良いように、話しが来たら、どうしようか、ああしようか、こうしようかと、夫婦で考えていました。
ですが、なかなか話しが来ません(笑)
こちらは気合い十分なのに、何もしようがない状況は残念でなりませんでした。
その為、民間の特別養子縁組を手伝ってくれる所も探してみました。
そしたら、かかる費用がなかなかお高い。
私達、裕福ではありませんので、ちょっと難しいなと諦め、改めて児童相談所から話しが来ることを待つ選択をしました。