こんにちは
指揮者って、同業者なんだ
と気づいた、心理カウンセラーの藤嶋 久美です。
以前も触れましたが、私の趣味はクラシック鑑賞です
日曜日の夜、N響アワーという番組があります。
NHK交響楽団の定期演奏会番組です。
ヘルベルト・ブロムシュテット氏が出ておりました。
楽団員の方が、言っておりました。
「先生は、チャイコフスキーと会話しているようだ」
と。
指揮者は、作曲家が何を思い
どんな気持ちでその曲を書いたか
一つ一つのフレーズに込められた気持ちを
音符で書かれた楽譜から読み取る。
今は亡き、作曲家の思いを分析して、
音楽として表現し、聴衆に伝えているのです。
作曲家の思いを、代弁しているのです。
そうだ、代弁
クライアントさんは自分の心は自分でわからない
代弁してあげることが必要なのだと、気づきました。
クライアントさんにとって、意識のない気持ちや
認めたくない気持ちは、お伝えすることが難しいですが
心の底に潜んでいる怒りなどのネガティブな感情も
代弁してあげることが、大切なのだと。
そう思うと、今までは指揮者を見て
この人は本当に音楽が好きなんだ~
というところにフォーカスし、感動していましたが
この人は、作曲家の思いを全力で伝えようとしているんだ
と、感動のポイントが変わりました。
ブロムシュテット氏は、現在87歳
17年くらい前に、福岡での公演を聴きに行ったことがあります。
背筋がしゃんと伸びて、年齢を感じさせない姿が素敵でした
大切なことを教えられました。
一つのことに、永く取り組み培ったものは
本当に素晴らしい輝きを放っています