NHKの朝ドラ、「花子とアン」が終わりました。
楽しみに見ていた方も多いのではないでしょうか。
私は、途中から見ていたのですが
最後の方で、赤毛のアンの出版が決まったシーンで
これが(深層意識からの)メッセージだったのか
と思うことがありました。
私の父は、読書家でした。
小学生のある日、父が私に「赤毛のアン」を手渡してくれました。
私は本好きでもなく、
本をねだったわけでもなかったのですが
読書家の父が、子供に読ませたい本だったのでしょう。
「赤毛のアン」という本があることは知っていました。
でも、なんかダサイ、タイトルだし
興味はありませんでした。
ですが、父にもらったので、その日から読み始めました。
はまりました
グリーンゲイブルズというところに
アンは住んでいるのですが、
その風景の素晴らしさが、ありありと想像できたのです。
私の空想の世界に、理想の美しい緑の村
グリーンゲイブルズが創られました。
本を開くといつでもグリーンゲイブルズに行けるのです
朝露に光る草や、小川にかかる小さな木の橋
どこまでも、緑の美しい風景が広がっています
空想だけで、どれだけ楽しめたことでしょう
ああ、この人が翻訳して出版してくれたおかげで
父が私にこの本を選んでくれたんだ
と思うと、こみ上げるものがありました。
アンは何気ない日常に、
素敵を見つけて、楽しんでいたのです。
父が私に伝えたかったことは、それだったのか
と思いました。
それなのに、私はアンからのメッセージを無視して
生きていました。
父の愛を無視していました。
最近になって、やっと父の素晴らしさ が
わかったのですが、
あ~、ず~っと昔から教えてくれてたんだ
お父さん、ごめんなさ~い
そして
ありがと~~~
そんなメッセージを受け取った
花子とアンでした。