前回の続き。
義母の問診票が気になって、私は義母の隣で見ていた。
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不安がある
物忘れが気になる
不眠
同じことを何度も言う
物の置き忘れ
日付や場所が分からなくなる
仕事や家事の段取りが悪い、以前はできたことができなくなった
慣れた道で迷う
金銭や服薬の管理ができない
ぼんやりしている、意欲がない
言葉が出てこない、会話がスムーズにできない
色々な項目があったが、義母が◯を付けたのは、不眠、のみだった。。
他に、成年月日や家族構成を記入する欄があった。
二枚目の問診票は、
現在の生活に満足しているか
将来が不安か
経済的な不安があるか
等の項目があったが、全ていいえに回答していた。
それらを総合すると、義母は毎日不安もなく、将来の不安も経済的不安もなく、幸福であり生活に満足している。
と、いうことになる。
ただ、唯一の問題として、不眠がある。
というくらい。
満たされている人間が、はたして万引きなんてするものなんだろうか?
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義母「不眠、いつくらいからだったかしら?」
夫「テキトーでいいよ。」
義母「そうねぇ」
夫「大体十年くらい前?」
義母「そうかも」
不眠がいつくらいからだったか、義母は記憶していないみたいだった。
その日の義母は、いつもと違って、自分からよく喋り、しっかりしているように思えた。
問診票を書き終え、医師の診察室前で、待機するように言われ、場所を移動した。
次回へ続く。
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