前回の続き。
さて、我々は診察室前の待合場所へ向かった。
私を挟む形で義母と夫が座った。
そこで、私は気付いたのだが、、
義母のズボンの裾がほつれている。。
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そりゃあ、夏から毎日酷使しているズボンだもん、ほつれもするよね、、と思ったが言わないでおいた。
※毎日履いてるかは不明だが、梅雨時期からずっと同じズボンしか見ていない。
長い待ち時間の間に、義母は、いろんな話をした。
義母「ほら、見てこれ。」
義母が見せてくれたのは、若い男性とのツーショット写真である。
私「誰ですか?これ」
義母「歌手なの。一緒に撮ってもらった。」
義母は、今年、何度か昭和歌謡コンサートに行っている。その時、一緒に撮ってもらったのかもしれない。
私「いいですね」
義母「いいでしょ」
少女のように、無邪気で可愛らしい。
私よりはるかに活動的で体力もありそうな義母に、認知症ってやっぱりそぐわないんかな、、と思ったりする。
私「藍染体験はどうでしたか?」
義母「良かったわ~。お友達と一緒に行ったんだけど、現地で迷っちゃったのよ」
私「現地?交流センターじゃないんですか?」
義母「バスで川越まで行ったのよ〜」
市主催のバスツアーのようだ。
それに、お友達がやはり、いるのだ!
私「それで3千円って破格ですね!」
義母「でしょう?」
今日の義母は、やはりしっかりしている感じがする。
家を出た時の鍵の件は、怪しかったが、、、。
夫「雨引の里は行ったの?」
義母「行ったわ。バスツアーにも行った。ところどころで、作家さんが待ってくれてて、解説してくれるの」
我が家から車で2時間近くかかる場所で、屋外彫刻展が、2,3年に一度やる。
その話を、している。

夫「それはいいね。どれくらいかかったの」
義母「3,4時間はかかったわよ」
夫「そうだよね」
私「良かったですね~」
義母「行った?」
私「はい。最近、行きました。」
夫「ほんと、最近、やっと行けたんだよ。」
義母「本、予約したの?」
私「しました。」
彫刻展の本が、事務所で予約出来るのだ。
義母「それでね、、自転車で回ってね、途中で迷子になっちゃって、、朝10時から回ったんだけど、夕方になっちゃって、事務所に電話して迎えに来てもらったの」
夫「え、待って。いつの話?」
義母「えーと、1年前くらい?」
夫「え、3年前の間違いじゃないの?去年はやってないよ」
義母「そんな前じゃないわよ」
夫「え?じゃあ今回の?」
義母「そうそう」
夫「え?じゃあ、今回、2回行ったの?」
義母「うん」
私「へぇ、おかあさん2回も行ったんですね!」
今年の出来事を、去年と勘違いするあたり、やっぱり、ちょっと怪しい?
しかし、今日の義母は饒舌である。
気合いが感じられる。
私は、内心戸惑っていた。
最近のぼんやり感がないからだ。
この感じは以前にも、あったな、、、。
なんだかなぁ。
しっかりしている部分とそうでない部分が、混在していて、ほんと、戸惑う。
早く来すぎてしまったのか、待ち時間は30分以上あった。
やがて。
義母の順番が来て、我々は診察室へ向かった。
次回へ続く。
