人生つれづれ -54ページ目

人生つれづれ

つれづれなるままに。

前回の続き。


さて、我々は診察室前の待合場所へ向かった。


私を挟む形で義母と夫が座った。


そこで、私は気付いたのだが、、


義母のズボンの裾がほつれている。。


キョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロキョロ


そりゃあ、夏から毎日酷使しているズボンだもん、ほつれもするよね、、と思ったが言わないでおいた。


毎日履いてるかは不明だが、梅雨時期からずっと同じズボンしか見ていない。


長い待ち時間の間に、義母は、いろんな話をした。


義母「ほら、見てこれ。」


義母が見せてくれたのは、若い男性とのツーショット写真である。


私「誰ですか?これ」


義母「歌手なの。一緒に撮ってもらった。」


義母は、今年、何度か昭和歌謡コンサートに行っている。その時、一緒に撮ってもらったのかもしれない。


私「いいですね」


義母「いいでしょ」


少女のように、無邪気で可愛らしい。


私よりはるかに活動的で体力もありそうな義母に、認知症ってやっぱりそぐわないんかな、、と思ったりする。


私「藍染体験はどうでしたか?」


義母「良かったわ~。お友達と一緒に行ったんだけど、現地で迷っちゃったのよ」


私「現地?交流センターじゃないんですか?」


義母「バスで川越まで行ったのよ〜」


市主催のバスツアーのようだ。


それに、お友達がやはり、いるのだ!


私「それで3千円って破格ですね!」


義母「でしょう?」


今日の義母は、やはりしっかりしている感じがする。


家を出た時の鍵の件は、怪しかったが、、、。


夫「雨引の里は行ったの?」


義母「行ったわ。バスツアーにも行った。ところどころで、作家さんが待ってくれてて、解説してくれるの」


我が家から車で2時間近くかかる場所で、屋外彫刻展が、2,3年に一度やる。


その話を、している。






夫「それはいいね。どれくらいかかったの」


義母「3,4時間はかかったわよ」


夫「そうだよね」


私「良かったですね~」


義母「行った?」


私「はい。最近、行きました。」


夫「ほんと、最近、やっと行けたんだよ。」


義母「本、予約したの?」


私「しました。」


彫刻展の本が、事務所で予約出来るのだ。


義母「それでね、、自転車で回ってね、途中で迷子になっちゃって、、朝10時から回ったんだけど、夕方になっちゃって、事務所に電話して迎えに来てもらったの」


夫「え、待って。いつの話?」


義母「えーと、1年前くらい?」


夫「え、3年前の間違いじゃないの?去年はやってないよ」


義母「そんな前じゃないわよ」


夫「え?じゃあ今回の?」


義母「そうそう」


夫「え?じゃあ、今回、2回行ったの?」


義母「うん」


私「へぇ、おかあさん2回も行ったんですね!」


今年の出来事を、去年と勘違いするあたり、やっぱり、ちょっと怪しい?


しかし、今日の義母は饒舌である。


気合いが感じられる。


私は、内心戸惑っていた。


最近のぼんやり感がないからだ。


この感じは以前にも、あったな、、、。


なんだかなぁ。


しっかりしている部分とそうでない部分が、混在していて、ほんと、戸惑う。


早く来すぎてしまったのか、待ち時間は30分以上あった。


やがて。


義母の順番が来て、我々は診察室へ向かった。


次回へ続く。



 

 



 

 



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