母が捨てた、ゴミ袋の中に、
生前の父の通帳と、父が亡くなった後に会計士に頼んだ途中で辞めた遺産分割書類が破いて
中に入っていた。
 
 
 
 
父の通帳の記載のところが書かれていなかった。
つまり
父の持っていた現金の記載がない。
 
私に、父の現金を知られたくなかった。
 
 
 
父が亡くなったあと、私と弟が呼ばれて、
 
母は、父の現金はない。
保険金も、父が入院したことや、葬式や
家の外壁塗装をして使ってない。
このまま、家は、弟に守って貰いたいから、
お前だけ放棄のサインをしてくれ
と言った。
 
弟は、俺は母の意見に同意する
と言った。
 
私だけ?弟は?
 
俺が放棄のサインをするわけないだろうと言った。
 
私も放棄のサインはできない。
 
そう言ったら、
 
二人は凄い怒鳴り出し
ハンコを押せとしつこかった。
 
だから、
わたしはしなかった。
 
 
母は、父の通帳と書類を裁判中に捨てたのだ。
証拠隠滅?
 
母の考えで捨てたのか
前の日に弁護士に会ってるので
言われて捨てたのか、
どっちにしろ証拠をかくしたかったから
捨てた。
 
 
 
ゴミ袋から
その書類が出てきて
 
昔も今も嘘ばっかり
 
それがよーくわかった。
 
こんなやつにハンコを押さなくって良かった!
 
 
父の通帳が出てきた時、ごみ袋からポロっと落ちてきた。
破けていない、きれいなままで
 
 
 
なんか、父が出てきたようだった。