最近の推しはジェレミー・アレン・ホワイト。
初めてみたのは(途中でやめたけど)11シーズンも続いた人気ドラマShameless。シカゴの貧しい家族が必死にサバイバルするストーリー。グーグルでは「コメディ」と書いてあったが、とても暗い、ダークコメディというところだろう。彼が演じたのはLip Gallagher、6-8人きょうだい(複雑な家族構成をさしてくれ)の長男坊で、一番しっかりしていて、一番頭が良くて、そして、一番モテる。この三拍子がそろっているにも関わらず、嫌な感じがしないのはおそらく彼のポテンシャルが家族によって水の泡になってしまうからなんだろう。
その後みたのは、Huluで絶賛配信中のThe Bear。違うドラマのはずなのに彼はここでもシェフとしてサバイバルしている。日本語のタイトル調べたら「一流シェフのファミリーレストラン」って訳されてたよ、、、趣もセンスもない。デニーズじゃあるまいし、どうしたんだろう。
もちろん、俳優として演技は上手い。
(プロについて素人が言うのもアレだけど)
でもうまい人なんてゴマンといる訳で、なんでこの人が好きなのかというと、爽やかじゃない頑張り方をしている役が多いからだと思う。
爽やかにがんばっている(た)人は、うーん例えば、イチロー選手。爽やかすぎる。汗が草刈りしたばかりの芝生の匂いがしそうな人を見ていると、なんだか逆に気持ちよくない。
「なんだよ、頑張っちゃって」と思ってしまう。
多分、自分性格悪い。(笑)
一方で、The Bearでは、財政難でレストランの牛肉が買えなくて、めちゃくちゃ怪しい人に、めちゃくちゃ怪しそうに、自分のビンテージデニムをあれこれ交渉して1250ドルで売って、そのお金で牛肉を買って一日を凌ぐ、崖っぷちな彼。土っぽくて、ヤクザチックで、好き。
なんだよ、俳優じゃなくて演じているキャラクターが好きなだけやん、と思われるかもしれない。
実際そういう部分が大きいのは認めるが、事実、俳優とキャラクターは切っても切り離せない関係にある訳でそれはしょうがない。
でも、キャラクター以外でも別の理由がある。
この人は特別なイケメンだ。
イケメンもゴマンといる中で、彼はちょっとマヌケな顔をしている。なんというか、、、美しくはないし、整っているとは言い難い。そして写真映えがしない。
でもそれがかえってキャラクターを引き立たせる。
そして、なぜか、不思議とドラマで動いているところや表情を見ているとイケメンに見えてくる。不思議なイケメン。そういうところも好き。
Shamelessはバカみたいに長いけど、こちらはまだシーズン2までしか出ていないから見るのも苦ではない。
で、最近、掲示板巡回をしていたら、Fremontという映画の予告編がでていた。Fremontというのは、うちから車20分の隣町の名前だ。
見てみたら、彼が出ていた。
色んな映画祭ですでに賞をとっていて、サンダンスでもBest Innovator Award (何の賞なのかはいまいちピンと来ないが)にノミネートされているらしい。あまり自分でネタバレしたくないからレビューをあまりみていないけど、フリーモントに住むアフガン人の女性が主人公。フリーモントはアフガン系の移民が多く、アフガン料理のレストランのみならず、スーパー、デザート屋さんまであるようなところだ。
けど、いわゆるインディ映画だ。グーグルで「Fremont movie」と調べても、フリーモントにある映画館の住所しか出てこない。
タイトルにFremontってつけているのに現地で上映しないのは流石におかしいでしょ、と思っていたら、「Fremont movie music box films」と検索すると色々出てくる。ホームページに上映予定の映画館が載っていた。アメリカ・カナダで上映するところ、19ヶ所しかない。
そのうち一カ所はフリーモントのCiné Lounge Fremont 7という映画館。
あーよかった。とりあえずほっとする。
映画館の名前からして、大手チェーンではないことがすぐわかる。
で、どんな映画館なのか調べてみたら、インド映画しか上映していない。しかも、同じ映画をヒンディ語、タミル語、テルグ語など(どれが吹き替えでどれが原語なのかわからないけど、きっとインドの方はわかるのだろう)でそれぞれ上映している。
なるほど、、、完全に浮いてしまうパターンなのかもしれない。
でも行ってみたい。見てみたい。
ということでグルーポンで割引価格のチケットを見つけたので購入。
8月25日の公開が楽しみ。