みるまにです＾＾
「取るに足らない」
という言葉が好きです。
本来の意味としては
そんなに良いもの
ではないらしいのですけど
わざわざ取り上げるには値しない
着目したり
聞き入れたりするほどの価値がない
というような、意味の言葉です。
気をつけていなければ
見過ごしてしまいそうな
「取るに足らない」出来事や
「取るに足らない」サインを
掬いとって磨いてみるのが
好きなのだと思います。
トルニタラナイ
音の響きもなぜだか好き。
社会的な常識や
「本来そうである」という意味を超えて
不思議と心に残ることを
掬い取る
自分の感性って
どこにあるの？
とか
自分の感覚ってどんなの？
とか
わからなくなるのはきっと
社会的な常識や
「本来そうである」という枠の中でしか
それを見ていないから。
耳を澄ませて
皮膚をクリアにして
それでもわからないなら
一旦分解してみるのもいいかもしれない。
タラナイ
という響きだけなら
どこかの地名のようだし
トルニ
だけだと
国か食べ物の名前のようで
分解したのち
再度繋ぎ合わせると
トルニタラナイ
どこぞの国の
神様の名前のようでもある。
湯船に浸かりながら
トルニタラナイ
トルニタラナイ
と唱えていたら
楽しくなってきて
何かの呪文のようでもありました。
眠るときのお布団が温かい
残り物の野菜で
名も無き美味しい料理ができる
玄関先のラベンダーの香り
猫と目が合う
好きな言葉を思い出す
それを見つけた自分の感性
トルニタラナイ
トルニタラナイ
トルニタラナイ
わたしたちの日々は
トルニタラナイ
のレイヤーで
深みを増していく。
今日も
トルニタラナイがまた一枚重なって
分厚くなった気がします。
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