子供の頃欲しかった言葉
あの時欲しかった言葉

「ごめんね」
「辛い思いをさせてごめんね」


乗り越えてしまったからか
無かった事にしたかったからか
なかなか分からなかった


やり返す事も
知らないふりをする事も
黙る事も
出来る様になったけど

大人の客観的な慰めや励ましはいらなくて
態度で示すこともいらなくて

あの時、ただ謝って欲しかった
「ごめんね」

だって私の方があんなに辛い思いをしたのに
泣くなんてズルい

ずっと欲しくて怒りが消えなかった
悲しみ続けて
文句を言い続けてきた

謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ謝れ
そうやってずっと相手と場所を変えてきた



「ごめんね」
「いいよ」

それで終わった事だったのに


気が付かなくてごめんね