稽古はせっぱ詰まっておりますが、稽古休みに一路富山へ。

大学の劇団の先輩で、東京で女優をしている永濱佑子さんが、プロのお芝居に出演されるということで、見に行ってきました。

富山駅前の、オーバードホールという、とても大きなホールでした。

庭劇団ペニノさんの『地獄谷温泉 無明ノ宿』は、2016年の第60回岸田國士戯曲賞受賞作です。

その作品を、再演し、全国ツアー、海外ツアーを行っているそうです。

永濱さんは、今回はオーディションを受け、富山公演だけの出演とのことでしたが、ヒロイン的な大きい役どころで、大活躍されていました。芸子役で、上手に三味線弾いててびっくりしました。習っていたとのこと。

庭劇団ペニノは、セットがすごい、という評判どおり、二階建ての古びた旅館、しかも回転舞台!!細かいところまで手の込んだ、素晴らしい舞台でした。しかも、温泉の話なので、回転すると温泉のセットになるのですが、本当に水かぶってるんです!!リアルでした。

芝居自体も、細かいところまで計算され尽くしていて、空気の密度がとても濃かったです。妄想を形にする、というのも庭劇団ペニノの評判ですが、妄想をこんなにも美しく表現できるとは。妄想って、表現していいんだ、芸術になりうるんだ、となんだか力ももらったりして。

なによりすごいのが、出演者ほぼ全員、男性も女性も裸になるんです!!
前貼りなしで。温泉だから。

人様の裸をまじまじと見る機会なんて、普通無いですが、どの方の体もとても美しかったです。

あと、生で拝見するマメ山田さん、とても素敵でした。優しそうな方だった。

お芝居終了後、一緒に芝居を見に来た大学の他の先輩たちと共に、楽屋にお邪魔したり、

飲み屋で永濱さんと合流し、一緒に食べたり飲んだりしながら、お芝居の話をたくさんしました。

永濱さんや、先輩たちに、今回のお芝居の応援をたくさんしてもらいました。とても心強かったです。

先輩たちのように、私もがんばります。