久しぶりの茶道記事です(ほんとに久々~~~~
)

書庫整理していて茶道の記事が少ないことに今更気づくわたし…
いや、このブログは、そもそも茶道のお稽古連絡で、掲示板代わりに使おうかと思って始めたんです(←友人のすすめで=当時はブログってどういうものかよく理解してませんでした
)

それがなぜかこんな方向に…モゴモゴ。。
えーと、
暑いです!!!名古屋エリアも猛暑です。いよいよ夏らしくなってきた?
台風が近づいていますが、週の後半に入ってからが心配、な感じでしょうか。
こういう猛暑を、梅干しは作りませんが、実は待っていました~。
タイトルにある「灰を干す」これをやりたかったんです

茶道のお稽古、前の記事で書いた通り諸事情でやめまして。
その後お稽古仲間からお声がかかり、最近は友人宅で「自主練」と称して続けています。
師匠宅まで片道1時間、通うのがかなりな負担、だったのが、友人宅は30分で行ける。それに同世代の友達同士、和気あいあいで、とっても楽しい

「習う」ということも大事だと思うけど、こうやって「自分たちで楽しむ」ことも精進になっていいのじゃないかしらん。
で、月2回ペースで始めたのですが、我が家の四畳半の茶室(もどき)、長ら~~く開かずの間になっていて、折角好きで集めたお道具(安価なものばっかりですが)も使わないのはかわいそうだし…てなことで、夏休みが明けたら、たまには我が家にも来て頂こうと、最近ちょこちょこと準備をしています。
とにかくいろいろなものが放ったらかし…
7年近く経つのかしら。

(あ~いつもながら前置き長いわ…。灰にたどりつけない。。)
さて、えーと、茶道では、電熱釜を使わない限り「炭」で火をおこす必要があります。炭を入れるには風炉の中に(もしくは炉の中に)灰が入っていないといけないのですね。
その灰、風炉(5月~10月)に入れるものと冬場(11月~4月)に使う炉に入れるものとでは、ちょっとタイプが違いまして。
炉に入れる場合、入れっぱなしの灰のほかに、火をよくおこすために、お点前で「ぬれ灰(または、しめし灰)」ってのを足す必要があるのです。
要はちょっと、湿り気のある、ざらっとした粒子の粗い灰でして。
これを基本は手作りすることになってるわけで~~(←やっとここまできた)
あ、灰全般につき手を加えることに変わりはないのですが、とりあえずこのぬれ灰が炉には必需品なのです。
11月からの炉の季節に備えて、うちにお稽古に来て頂くにも、まずは炉に入れる灰、ぬれ灰を作っとかなきゃならない…
その準備として、炉からとりあげてあった灰に水を入れ
灰汁(あく)をとって水に浸した状態で車庫に入れてありました。これをお天気がよくなったら天日で干そう、ということで。。
猛暑を待っていたわけです~。

左のバケツから右の竹ざる(見えにくいですが)にナイロンの風呂敷を敷いた上に、どろどろの粘土みたいな(感触は解けかけのアイスクリームかなぁ)灰をひろげて干します。この方法、ネットで検索していて丁寧に灰の作り方をアップしてらした方から学習しました。
その方はマイバッグのショッピングかご、を利用されていましたが、以前私が使っていた大きい竹のざるがあったので・・
その時は、私はお米の入っていた袋を開いて広げた上に灰を載せていたのですが、その方が「化繊のふろしき」が水がきれて灰も流れなくてちょうどいい、と書かれていて、なるほど~とお知恵拝借

これを大き目の植木鉢を並べた上に載せてみました。
確かにいい感じで水が切れます。風呂敷だから目がつまっていて灰が流れることはないし、紙のように破れる心配もなし。汚れても乾かして再利用できるし。これはいいわ~~。
これで水がきれて少し乾燥させたら、次は番茶を煮だしたものをかけて練り込み?(タンニンで灰がしまる&色がつく)その後はバケツにもどして夏の間ねかせておきます。
秋に、炉の準備をする前に、この灰をほぐして、粗めのふるいにかければ、ぬれ灰のできあがり~~~。
私が必要とするのは量が少ないからまだ楽です。ま、多分これでは足りないので市販品を買って、あく抜きして足すことになるかな。
そうするとまた、干すという作業が必要になります。
とにかく灰作りは夏場が勝負です

もっとたくさんお稽古される先生方は、この何倍もの量を毎年毎年毎年……
頭があがりません

それに比べて簡単なのは、お炭を洗うこと。こちらはお湯でじゃぶじゃぶ洗って干すだけですから~。

自宅でお稽古もどきをしていたとき以来、カゴにいれっぱなしだった炭をとりあえず洗いました。
お点前で使うには、足りない炭(型がいろいろありまして。大きいのとか細いのとか短いのとか、ね)を買い足さないといけないですし、そもそも9月までお稽古する予定はないので、今洗うのも…なんですけど。(それまでにまた炭の粉が出そう…)
でも、炭を見たらなんだかきれいにしてあげたくなってしまいました。
これはお徳用炭なので、大きさも形もあまり美しくないですね~。一応ちゃんとした椚の炭です。
先の震災で炭を作る職人さんも大変な目に遭われたようです…。炭造りには木はもちろんですが焼くための窯もいりますよね。
こういうものを一生懸命に造ってくださる方がいてこそ楽しめる茶道です。どんなものにもいえることですが。
感謝です
