2014年5月
大変ご無沙汰しております。
いやぁ~、ご無沙汰もここまでくると浦島太郎のようで、久々に自分のブログを開けたら思いっ切り「冬仕様」なのには笑ってしまいました。もはや夏日も記録するこの頃だってのに。
とりあえず背景とアバターを季節感のあるものに変更。これで秋口まではいけそう…って
次は秋の更新?

体調のほうは、ようやく花粉症も落ち着いてふつうの生活に戻ってきかなぁという感じですが、少々内臓疾患がありましてお薬をずっと飲んでおります。大したことではないんですが。
先日、検査のために初めて胃カメラなるものに挑戦しました…あんな大変な検査はもう二度とごめんです
大変な思いをしたのに胃は異常なしで血液検査でひっかかるって、あの苦労はなんだったんだ…

まあとにかく、生まれてそろそろ半世紀になろうという身ですから不調が出てきて当たり前。うまく自分の体とつきあっていくしかないのでしょうね。定期検査をもっとまじめに受けなくちゃと反省中です。
更年期の不調で我ながら驚いたのは、血圧が高くなっていること。出産したころまでは低血圧で上が100に届かないことなんてザラだったのに、今回の検査時、なんと下が90に上は150なんて…私的にはあり得ない数字におののいてしまいました。
更年期が過ぎて落ち着いて戻ってくれたらいいんですけど。。
耳の聞こえのほうはゆっくり悪化中って感じで憂鬱この上なしの毎日。人と会って神経すり減らすよりは、家で字幕のドラマ観ていたほうが気が楽~

ってことで、韓ドラ視聴がいい気分転換になっているのは変わらずです



日本のドラマ、中国のドラマ、と思っても、スケジュール調整したり新番組チェックしたりするのが面倒で、今までの流れで韓ドラ観てるほうがてっとり早い。定着してしまった生活スタイルはなかなか変えられません。
と言いつつ、たま~に洋物を観ています

まとめて感想
『THE TUDORS-背徳の王冠-』

もう二か月以上も前になりますが、久々に英国もの(といってもハリウッド制作)ヘンリー8世を描いた『THE TUDORS』(イマジカBS→番組HP)を一気視聴しました。シェークスピア好き、ヘンリー8世好きのわたくし、これははずせなくて

以前視聴した『CAMELOT』→番組HP同様、豪華&過激描写満載でそういう意味でも話題になった作品のようですが、歴史ドラマとしても十分に見応えありでした。まあ、細かいところはいろいろと史実と異なってはいますけども。
英国では一番人気、超人的な王様っていうイメージの強かった(私には)ヘンリー8世の、偏向性や弱さも浮き彫りにされ、当時の王と議会、教会(教皇)との力関係、フランス、スペイン、イタリアなど周辺国との攻防、王を取り巻く人間模様、6人もの妻を持ち、うち2名は処刑しているという複雑な結婚歴の詳細もきっちり描かれ、ついでにメアリーやエリザベスというのちの女王さまたちの幼いころの様子も見られたのももうけものでした。こういうのを見ていると、韓国の史劇同様、周辺国とのゴタゴタがあるのが世界史の常で、英国と同じ島国なのに、日本はそういったゴタゴタ経験値が少ないなぁと改めて思い知ります。
王妃が次々に変われば外戚や重臣の勢力抗争も変わるわけで、その辺は韓ドラ史劇と全く同じ構図なのが可笑しかったです。フランスやスペインの二枚舌、昨日の敵は今日の友な外交事情もそれぞれのお国柄が出ていたりして、創っているのがアメリカってのがまた…(笑)。英国でのこのドラマの評価はどうだったのか気になるところです。
あ、おまけの画像を…
むか~し英国旅行でゲットしたお気に入りのヘンリー8世♪指にはめられるようになってます。

帽子をとるとこうなります↓





さて韓国ドラマです。
『鮫サメ』視聴終了 ★★★★
全20話 KNTV →番組HP

KBS制作
■出演:キム・ナムギル ソン・イェジン ハ・ソクジン イ・ハニ他
■演出:パク・チャンホン/チャ・ヨンフン
■脚本:キム・ジウ 『天地人』『魔王』『復活』他
『復活』『魔王』スタッフ制作とのことで、捻りのあるストーリー展開に凝った伏線、敵か味方かすんなり括れない人物描写など、さすがです。ま、復讐ものを見慣れてしまって食傷気味ってのは否めませんが…特に、死んだはずの主人公が別人になって復活するパターンは…

主演二人のメロ部分もかなり濃くて、私にはちと…

それでも、その事実がヒロインにわかるまでの緊張感ある描き方には引き込まれましたし、父や祖父世代の悲惨な時代の重荷が物語の根底にあるというのは斬新な視点で、悲劇の現実性を浮き立たせていたと思います。観ながらなぜか森村誠一の『人間の証明』を思い出してました。全く違うお話なのに何か通じるものがあって。
それにしても少年の主人公が消されるときの演出はものすごーーく怖かった
実際あんな目に遭って助かるかなぁ。。

今作のナムギル氏、冷徹に復讐を進めながらも、終始物静かなたたずまい。妹を思いやる優しい兄の姿も新境地な感じで。本来穏やかな性格の主人公が、復讐のために鬼になる、その切り替え時、ちょっと首を傾けて肩をそらし目線の奥に冷たさをたたえ…まるで人の心を持たないロボットに変わるように…怖さが倍増するナムギル氏の細やかな演技が印象的でした。それと脇のハ・ソクジン氏がとってもよかった

ラストは、え?え?えー!?で…視聴後しばらく茫然、でした

『TWO WEEKS』視聴終了★★★★☆
全16話 KNTV →番組HP

■出演:イ・ジュンギ パク・ハソン リュ・スヨン キム・ソヨン他
■演出:ソン・ヒョンソク『個人の趣向』他 / チェ・ジョンギュ『馬医』
■脚本:ソ・ヒョンギョン『いとしのソヨン』『私の期限は49日』他
これはもう、すごくよかった!殿堂入りの名作『追跡者』
と同じく中身の濃い16話です。そしてやはり、父性愛にスポットが充てられてます。

あちらは逃げながらも追跡する側でしたが、こっちは本当に逃げる側。
生きる意味を見失い自暴自棄になっていた主人公が、幼い娘の存在と病気を知り、自分の骨髄を提供するために、殺人の濡れ衣を着せられながらも手術日までの2週間を必死で逃げ続ける。スピーディーな中にも、彼を取り巻くそれぞれの人物描写、関係設定、過去の事件との絡ませ方など細部まで丁寧に描かれています。
変装したり荷台に潜んだりと主人公が知恵を凝らしながら逃げ続ける、逃亡中のエピソードもとても練って綴られていて、見応えたっぷりでした。
弱者だった彼が、逃亡中に出会う人々との触れ合いのなかで、本来持っている善良さや自尊心、強さを取り戻していく、そして娘に恥じない父としての自己を確立していく姿に胸を打たれました。ラストにも満足~。
リュ・スヨン氏、キム・ソヨンさん、チョ・ミンギ氏など演技上手な脇陣の安定感に支えられた主演イ・ジュンギssiの体当たり演技が光ります。子役のイ・チェミちゃんにも泣かされました

視聴中ドラマ
『奇皇后』全50話 衛星劇場 →番組HP 32話まで
『亀巖クァム ホ・ジュン』全135話 KNTV →番組HP 100話まで
『花たちの戦い』全50話 KNTV →番組HP 16話まで
『鄭道伝』全60話 KBSworld →番組HP 1話まで
『ナイン~9回の時間旅行』全20話 アジアドラマティックTV
このどれもが気に入ってます。あえて嵌っている順番をあげるなら
ナイン > 奇皇后&ホ・ジュン > 鄭道伝&花 でしょうか。
どれも別記事で語りたいのですが、実現できるか怪しいので。とりあえず一言ずつ。
『ナイン』11話まで
もう~~、これすごくいいです!!ぞっこんほれ込み中!
『イニョン王妃の男』の脚本家さんの次作ということで楽しみにしてましたが、タイムスリップのからくりがさらにバージョンアップしていて、先の読めない展開が面白すぎです。

『奇皇后』32話まで
歴史ドラマというよりファンタジー史劇としての魅力が満載。豪華絢爛なセットや衣装も見もの。毎回とても楽しみです。ハ・ジウォンさん大好きだし、チ・チャンウクssiの役どころもいいです~。単純な三角関係にしていないところがいいですね。個人的に得点高く注目しているのがタルタル~~
チン・イハンssi、漢城別曲のころからすると、すごく深みのあるいい役者さんになりました~~。あのときなんとかしてあげたかった太眉も今じゃ自然で素敵です(笑)

『亀巖ホ・ジュン』100話まで
ああやっぱり『ホ・ジュン』ワールドっていいわぁ、と自分の「好き」をかみしめながら視聴中(笑)グァンリョルさんのホ・ジュンは殿堂入りだけど、こっちもすごく気に入ってます。ビョンフン監督の味付けとは違って、お話も人物も自然体で作りこみ過ぎていないところがいいです~。
『花たちの戦い』16話まで
なにしろ、見たかった仁祖&昭顕世子が時代背景とあって、そちらに興味津々、肝心の花同士の戦いは、まあ『女人天下』等でおなじみなので、またやってるわ~、って感じですけど(笑)意外にも、昭顕世子の奥方が女傑で、彼女の動向中心で観ています。
『鄭道伝チョン・ドジョン』視聴始めました
まだ1話しか観ていませんが、これは『武神』同様のずしりと重い本格史劇。
『大風水』以上に、気になるこの時代をきっちり史実通りに追っていくのが嬉しい。
深いセリフの応酬、重臣たちの腹の探り合い、かけひきの面白さ、う~~ん、嵌りそう~