現代もの記事ばかり、とりあえず仕上げちゃおうってことで、お次はこれを~。
『女の香り』で高得点だったオム・ギジュン氏、『ファントム』(そういえば娘と一緒に観ていて、時間があわなくなって今中断してるのだった。面白いのに~続きは一人で観ちゃおうかな~、娘よ、ごめん)でのこわ~いキャラも好演されていて、こちらは主演なので飛びついちゃいました。今回はアクションシーン多々で体を張っての名演でした!
ドラマの中身は、その名の通り正体不明のウイルス発生のパニックサスペンス。韓国ではお初なのだとか。
ケーブルテレビ制作で視聴率狙いではない完成度の高さを感じました。全10話、一気に見せる高密度なドラマです。お気に入り度は

『ザ・ウイルス』 全10話 KNTV 番組HP→KNTV HP

作品紹介
■ⓒCJ E&M CORPORATION 制作: 2013年3月~2013年5月 全10話
■出演:
オム・ギジュン『ファントム』
イ・ソジョン『MY DREAM(マイドリーム)』 イ・ギウ『スタンバイ』
ヒョヌ『おバカちゃん注意報~ありったけの愛~』
ユビン『Wonder Girls』 ほか
オム・ギジュン『ファントム』
イ・ソジョン『MY DREAM(マイドリーム)』 イ・ギウ『スタンバイ』
ヒョヌ『おバカちゃん注意報~ありったけの愛~』
ユビン『Wonder Girls』 ほか
■演出:チェ・ヨンス
■脚本:イ・ミョンスク「オレのことスキでしょ。」
■脚本:イ・ミョンスク「オレのことスキでしょ。」

■KNTVHPよりセールスポイント(一部)
↓とても上手くまとまっているので抜粋してみました。
演技力抜群!! ミュージカル界のトップスター オム・ギジュン4年ぶりの主演作! 主人公を演じるのは、ミュージカル界で不動の人気を誇る、オム・ギジュン。
「ジャック・ザ・リッパー」を筆頭に、「ヘドウィグ」「若きウェルテルの悩み」「モンテ・クリスト」など多数の名作に主演し、多くの観客を魅了。これまで演じてきた個性的なキャラクターとは180度違い、本作ではタフでストイックな男の魅力が光る。
感染拡大のパニックに加えて、ウイルスの感染源とその拡散意図を探るサスペンス要素も盛り込んだ、韓国初のパニック・サスペンスドラマ。大統領府をも巻き込んだ水面下の政治的駆け引きや、奔走する主人公たちとウイルス拡散を目論む者たちの緊張感あふれる攻防がテンポ良く展開。既存の韓国ドラマとは一線を画したスタイリッシュな映像も相まって、スピーディーに展開するストーリーから目が離せない!
■あらすじ(KNTVHPより転載)
ある日、精神科病院で火災が発生し、その消火に関わった消防士とその家族が短時間で死に至る。調査にあたった特殊感染病危機対策班の班長であるイ・ミョンヒョン(オム・ギジュン)は、ナサン病院の感染内科専門医キム・セジン(イ・ギウ)に、死因となったウイルスの分析を依頼する。分析の結果判明したのは、治療薬のない新種のウイルスで、感染すれば3日以内にほぼ100%の確率で死に至るという驚愕の事実。その強い感染力によって感染は拡大し続け、日を追うごとに死亡者数は増幅していく。ミョンヒョンは調査を進める中で、感染源となったウイルスキャリアがキム・インチョル(ヒョヌ)という青年であることを発見する。キャリアの確保に乗り出すミョンヒョンたちだが、その度に予期せぬトラブルが起こり、すんでところで取り逃がしてしまう。 そんな中、火災を調べていた新聞記者チョン・ウジン(オ・ヨン)に、差出人不明のメールが届く。
感想 ネタバレなし
上のセールスポイント抜粋が端的にドラマの魅力を言い表してます。
実は気になるアメリカ映画があって→ 『アウトブレイク』
気になりつつ視聴逃したので正確に比べられないのですが。発想は似ているかな~と思います。
それはさておき、もしこんなことがおこったらどうしよう~って危機感たっぷりのモチーフなので、現実的な怖さはひとしおでした~。
ちょうど今はインフルエンザ最高潮の時期ですしねぇ。
(昨年のいまごろ、母娘でインフルエンザA&Bと戦っていたのだわ…)
まずは初回冒頭のシーンに度肝をぬかれます。
なぜか警察に追われている主人公。追い詰められた彼が、突然、目や耳鼻から出血して倒れてしまう!
いったいなんだなんだ!?、と、ここでどっぷり引き込まれます。
実はこれは新型ウイルスから派生したと思しきウイルスに感染したときの症状。その死にざまが、アウトブレイクよろしく目や鼻からの多量出血で無残なありさまで。。
そこから、物語がさかのぼって前半の謎を解明していきます。
ギジュン氏演じる、CDC特殊感染センター危機対策班の班長は、かつて新型ウイルスのため愛娘を亡くしていて、しかも今度は妻がこの正体不明ウイルスに感染。使命感と最愛の妻のために、必死に原因解明に奔走していて。。
前半のみどころは、感染拡大の原因の究明。その秘密が実は一人だけ生き残った(つまり感染しても死亡しなかった)宿主の存在と分かってさらに怖さが倍増~。
彼が知らずにあちこち歩き回るために、どんどん感染がひろがっていくという事態に。
宿主を演じるヒョヌくん。彼も正体不明な怖さを上手に演じてました。彼には感染にいたった恐ろしい過去があって、それがねぇ、本当にあるかもしれないからなおさら怖い。
お金を払えないことを理由に闇組織に売り飛ばされちゃうという…
逃げ隠れしないといけない彼、常にフードをかぶって目線もギョロギョロという異常な雰囲気が漂っていて。彼には悪意はまったくなかったのだけれど、はじめのうちはこいつが悪いヤツなのかもって騙されてしまいました(笑)
騙されるといえば、あの方にもこの方にも秘密があって、やっぱりアウトブレイクよろしく(しつこい?汗)そこには、人間の欲望や打算が隠されていて。
物語がすすむとともに事態は二転三転。でもだんだんと、隠された陰謀が明らかになり、ええ~この人が!?って驚く真相も暴かれて。。
結局、ウイルス発生は人災だったわけなんですねぇ。恐ろしや…

それも、身勝手な一部のひとたちの解釈からきていて…。
自分の名声のため、一般人は切り捨ててもいいと考える身勝手さ
多くの患者を救うことになるのなら、一人くらい犠牲にして実験してもいいという身勝手さ…
果ては、ヨーロッパ社会の平和のためにはアジアの小さい国の一つくらい、実験台にしてもいいという身勝手さ…!? ←これはkiokioのかなりうがった解釈かもですが(汗汗)、でもね、ちょっとそういう意図も感じてしまったラストなのでした。
ギジュン氏はもう、自分も感染するわ、刺されるわ、車にはねられるわ、大丈夫なのかと心配したくなるほどのアクションシーンの連続、文字通り体当たりの演技をこなし、でもクールで必死で懐の深い温かみのある班長役を好演されてて、10話視聴もあっという間でした。
新境地なドラマを観たいな~と渇望している向きには特におすすめです!
はぁ~下書きあるとはいっても沢山書くと疲れます。
今日は一日PCとお友達。あ、でももうすぐ『クアムホ・ジュン』が始まるからちょっとここらで一休み♪