韓国ドラマ「ブレイン」
18話まで終了し残すところあと2話です。ただし視聴はあさってまでお預け~

娘のスケジュールを無視できなくて。うう、忍耐です。
「根の深い木」の記事二つ書きかけだし「太陽を抱く月」の大人役記事も書きかけですが~~。。
もう、こんな叫びを思わずアップしてしまうほど イ・ガンフンに愛をこめて
すみません!今、頭のなかは「ブレイン」でいっぱいですっ!!
『ブレイン』 全20話 フジテレビTWO → 番組サイト
詳細は日本初放送されたMnet HPへ → 「ブレイン」
内容紹介

●KBS2●
2011年11月~2012年1月
●主要キャスト
左・シン・ハギュン
映画
「JSA共同警備区域」
「地球を守れ」
「礼儀なき者たち」
「高地戦」ほか多数
ドラマ
「ナイスガイ
「危機一髪プンニョンマンション」
右・チョン・ジニョン
映画
「王の男」「黄山ケ原」「平壌城」ほか
ドラマ
「風の国」「トンイ」ほか
チェ・ジェンウォン
「オールイン運命の愛」
「風の国」「星をとって」ほか
チョ・ドンヒョク
「冬鳥」「夜叉」ほか
●受賞●
KBS2011年
演技大賞:シン・ハギュン
ネットユーザー賞(シン・ハギュン)ベストカップル賞
ほか計5冠
医療もので嵌ったドラマというと、米国の「ER」、日本の唐沢さん主演「白い巨塔」
韓国ドラマでは「サイン」←まあ、医療ものというより推理サスペンス色が強かったですが。。
あ、史劇なら「ホ・ジュン」「済衆院」も嵌りました^^
舞台は「脳神経外科」 だからBrainブレイン。
もっとも、このタイトルにはそれ以上に深い意味があります。それは終盤に向かうにつれて明らかに。。
見どころはなんといっても、ラストに向かってどんどん加熱するシン・ハギュン氏とチョン・ジニョン氏の
まさしく「演技魂」のぶつかり合い!!これがもう、素晴らしいです




キャスト紹介(ネタバレありません)
イ・ガンフンは一見、シロキョの財前を思わせます。
実力は若手随一。准教授への昇進を狙って、
地位のあるコ科長に取り入り、仕事の合間にも出世の算段は怠らず。人望のあるキム教授からは
あまりにの俗物ぶりに、ことあるごとに見下され非難を受けるが、キム教授も彼の実力には文句のつけようがなく。
シロキョはずいぶん前に観たので記憶が朧ですが、いわゆる”いいお医者さま”じゃなくて、自分が第一、実力相応の出世は当然と思っているところ、財前に被るな~とは思います。それだけだったら二番煎じで終わっちゃうんでしょうが。。このガンフンの魅力はひとことでは語りつくせない。
嫌な奴なんだけれど、嫌いにはなれない。むしろ潔ぎよくてかっこよくて、応援したくなる。
それもこれも演じているシン・ハギュン氏の演技力のなせる業というべきでしょうか。
彼は映画界で活躍してきた、たたき上げの実力派俳優とのこと。
kiokioは映画はほとんど観ていないので私がいうのもおこがましいのですが。。
イ・ガンフンという一筋縄ではいかないキャラを自由自在に演じこなしている。
とにかく圧巻です。
手術室で難易度の高い手術を行うときのカリスマな空気感。
コ教授に取り入るときの悪人面は怖いくらい、後輩たちに手厳しく指導する様子は冷血漢そのもの。
もう普通のドラマだったら完全な「嫌われ役」「悪役」。それが本当に真に迫っている。
なのに愛嬌もある。特に中盤以降、挑戦的で計算づくな諂い笑いを見せるとき、普通ならものすごくいや~な
ヤツに映るところが、もう拍手喝采、大声援~(笑)
立ち去るときに白衣を両手で大きく振り払ったり、スマホに向かって大仰に指を立て気味にしてタッチしたり、
一見オーバーアクションな部分も、確かに最初はちょっとオーバー過ぎ?なんて引き気味のところもあったけれど、それがどんどん「ガンフンカラー」になってしまう。わざとオーバーにやることで視聴者の心を盛り上げてしまう。下手な役者には絶対にマネできない、計算しつくされた余裕の演技とでもいうんでしょうか~

それに、この目!

鋭いなかにも深い知性を秘めた眼光に、初回以降どんどんくぎ付けになってしまいます。

※画像・韓国KBS2サイト※
そんなガンフン、危機に陥ったとき、ひとりになって、きゅっと唇を絞って静かにまっすぐに前を凝視する。
孤高の一匹狼が遠くを見つめる、そんな雰囲気。決して誇りを失わず、憂いのあるなかにも毅然とした横顔。
その痛々しく見えそうで見えない微妙な雰囲気づくりがまた秀逸です。
ここでちょっとキャラ説明を。
イ・ガンフンが医者になったのには訳がある。酒飲みの父、人がいいだけの母。そのうえ他人に話せない事情のため両親を汚点に思ってきた、その父を医療ミスで亡くす。貧しく幼かったゆえに闇に葬られてしまった父の死の真相、大人の横暴な社会に立ち向かうために、父を亡くした脳外科で最高の技術、地位を欲する。
彼は人として正直なんだと思う。
権力に与することを本当は望んでいないが、きれいごとだけでは世の中は渡れないと割り切っている。必要だから、当然だから、手に入れようとする。患者に無駄に優しくしないが、目の前の患者は絶対に見捨てないという医師の仁義は守り抜く。
後ろ盾もなく金の力にも頼らない彼、だから順調にはのし上がっていけないんですねー。
自分が手掛けた研究であってもコ教授の信頼を得るためには差し出さねばならない。教授のミスをカバーして
やっても責任を被らされ病院を追われる。技術では右に出るものはいないのに負けを引かされ一人で戦うしかない。それでもその技術を唯一の武器として結果はきっちりと出していく。
ドロドロしそうな役どころなのに、こんなにも魅了される。ハギュン氏のガンフンから目が離せません。

そのガンフンに対するもう一人の強者がこちら。
キム・サンチョル教授=チョン・ジニョン氏
この方も映画界の重鎮なんですねー。
ドラマでも充分に魅力的で大好きな役者さんです。あ、映画での燕山君、キム・ユシンも魅力的でしたね。
ソウル大出身というのがまた、この、脳神経外科の世界的権威というキム教授の雰囲気にぴったりです。
研究家肌で、患者にも楽しく優しく接する、上にも下にも評判のいい最高の医者、と評されるのが当たり前の「絵に描いたような善人」
となると、これはシロキョの里見先生か?ってなりそうですけど。。とんでもない!!
このキム教授が実は実は~~。。。
話してしまうと思いっきりのネタバレになるのでこれ以上は言えませんが

とにかく、このキム教授とイ・ガンフンの因縁、対決、そして、18話では、、まさかこういうことになるとは。。

視聴はじめた当初、予想だにせず。。話したいけど~~~がまんがまん。。




さて、その他の方々です。


ジェンウォンちゃんは「風の国」で複雑な立場のヒロイン。一方のドンヒョク氏は「夜叉」のドロドロ・豪胆な武士姿がなかなかに強烈でした。史劇で観たお二人がこちらではお医者さまです。
ジヘは明るく前向きな元気先生、ジュンソクは医者一家の末息子。まあ、ガンフンを加えておきまりの三角関係が、おのずと見える構図ではありますが~。。予想通りジヘはガンフンに

これが、いいんですよね~。このガンフンとジヘの二人の距離感が。ものすごく不器用でなんともほのぼの。。
もちろん医者同士のぶつかり合いもあるのですが。。
またネタバレ記事で語らせていただきます!

コ・ジェハク教授
=イ・ソンミン氏
ソンミン氏といえば、
kiokioにとっては「大王世宗」のチェ・マルリ~~!
このソンミン氏のコ教授がものすごくツボです

出世至上主義、俗物コースまっしぐら。なぜか(失礼!ナルシストてビューラーでまつ毛をお手入れ(爆)しちゃったり。
自分はそろそろ重要ポストに就いて若手のホープをバックアップして援護にまわらせたいと目論んで、ガンフンに目をかけ、形勢が悪くなればソ先生に乗り換え、このジタバタぶりがもう、面白すぎ!
後半、再起をかけてガンフンと再び手を組むが、そのときの二人の化かし合いは必見ものです!








このシーンは娘と大うけでした





コ教授ったら
かわいい(笑)↓

ガンフン母=ソン・オクスクさん
この方も、あちこちに登場されているベテランですね。
なんと「根の深い木」と掛け持ちされてたんですね!
どちらもコアな作品なのに~大変だったでしょうね。
見かけ以上にエネルギッシュな女優さんなんですね。
このガンフン母が、また泣かせる、いいお母さんです。。うるうる。。


=チョン・ヒョンタク氏
右・看護師長
=イム・ジウンさん
この二人もとってもほのぼの~。
イム・ジウンさんは「風の絵師」の大妃さまです。
厳しくて近寄りがたい怖い雰囲気は健在。でも、実はとっても女らしい。揺れる女心もちゃんとわかっていて、ジヘの気持ちをすぐに見抜いてしまうところなんてさすが。素敵な師長さまだと思います。
デシクも、ソ先生びいきなのかと初めは思っていたけれど。とても公平な目で見ていて自然体です。美大出身の医者っていうのがまた面白い。診察で脳のスケッチをさらさら~シュールです♪



ボムジュン=クァク・スンナムssi スンマン=イ・スンジュssi ボング=クォン・セインssi
根明、根暗、意味不明なトリオとでも言っておきましょうか(笑)ボムジュンは大王世宗メンバーです♪泣かせる哀れな役どころとはうってかわって、こちらでは剽軽&ご都合主義。 対してスンマンは気が小さくて真面目が取り柄のコツコツ秀才型。ガンフン一筋だったのに斜陽になると乗り換え~。でも、彼なりに必死に処世してるんです。その涙ぐましい努力をよく知っているので、終盤にガンフンがね、よかったねスンマン♪
ボングは娘と「ハリポタだ!」と。外見がそっくり~。いつも寝てばかり、でも結構しっかり者。ボムジュンとガンフン妹を巡って目覚める!それぞれにわかりやすいキャラ3人です。


チャン・ユジン
=キム・スヒョンさん
ガンフン妹ハヨン
=キム・ガウンちゃん
ユジンがまた、いいキャラなんですよね~~~。ガンフンに気のある財閥の娘。妾腹でも屈折することなくたくましい。
ガンフンに興味を持つ、それだけでも高得点。彼女もきっと必死に生きてきた。だからガンフンに共通点を見つけたのかも。ふつう、このキャラだと、うっとうしく主人公に絡んで話をややこしくするけれど彼女はさっぱりしている。そこも高得点。ハヨンは愛らしい、ほっとする妹。ガンフンにとっても意味の深い彼女の存在です。

はいはい。忠寧大君さま。彼もすっかり成長して人気者♪あちこちに出てますよね。
序盤のゲスト出演でした。
なかなかに難しい役どころでしたが、きっちりこなしてさわやかに退場。
印象に残る笑顔です♪
というわけで、どっぷり嵌っている「ブレイン」も残り2話。見納めます!!