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監督:パク・ジョンウォン 
脚本:キム・ウォンソク 
出演:キム・サンジュン パク・チョンチョル イ・ソノ チョン・エリ キム・ソンギョム
2007年(全10話)

「イ・サン」が終わって、入れ替わりに始まったのがこちらの短編。

まだ2話観ただけなのですが、う~ん。正直、難しいです(ーー;)
「漢城別曲」のほうが、ストーリー的に入りやすいかも。
あちらは史実に絡ませながらもある意味まるきり違った「お話仕立て」
になっているので、全く別物として楽しめたのですが…

こちらはサン、母后=恵慶宮、チョン・ヤギョンが中心人物のようです。
サンが水原城へお墓参りに行幸する時の史実に基づき、
そのときに老論が暗殺を企てた、ということは「イ・サン」でも出てきました。
その8間のおはなしのようです。
そこに禁軍を追われた武官とか、反乱軍だとかが絡んできて複雑な展開。
武官と妓芸とのラブロマンスはかなり濃厚シーンでちょっとびっくり^_^;
でも美しいです。大陸的なムードたっぷりなのは韓ドラならではでしょう。

「漢城別曲」とキャスティングがダブってる方もいらして、同時期に
撮影された模様です。
老論の実力者は全く同じ役(-"-)、母后役の方は「漢城…」では
大妃の役でしたから全く逆の立場なんですが、装束はもちろん、
表情とか話し方もほとんど変えてらっしゃらない(ように私には見えます^_^;)
ので、母后が実は息子を裏切ってよからぬことをしているのかと
錯覚します。
まあ実際、2話では息子を裏切るようなことをして老論に通じていたりするので、
この方の真意がどこにあるのか非常に興味深いところです。

そうそう冒頭ではサンの父の処刑(米びつ事件)の詳細を描いていました。
彼と母后役のかたが夫婦とは、ちょっと無理があるのではないかなーと
思いました。どう見ても親子のような…。

なんだか色々他と比較して辛口に観てしまいますが^^;
なっていったって正祖なんですから。
頑張って最後まで視聴しようと思います。

ちなみに正祖役さんは、「漢城…」では病に冒されつつ最後まで改革を
推し進めようと果敢に挑み続ける悲壮感漂う王様で、
私はとても好きだったのでした。
こちらはまあ、まだ病が進行してないしこれから一番大掛かりな
行事を敢行しようと熱意に燃えてるところなので、状況が全く違うからなのか、
ちょっと腹の読めない皮肉屋な王様、という感じです。
どちらが実物に近かったのか…推測してみるのも面白いです。

それからヤギョンがしっかり活躍しています♪
「イ・サン」ではクギョンのほうが長くサンと行動を共にしていたので
ヤギョンはちょっと軽めに扱われてるように感じたのですが、
こちらはもっと成熟した腹心ぶり。
実際にはこちらのほうが本物ぽいのかも、などと勝手に納得してます。

役者さんがよりシャープだからかもしれません。
「イ・サン」のヤギョンはもっと純粋な研究者肌を強調してましたが、
彼は彼でドラマの上ではとてもマッチしたキャスティングだったと思います。

さてさて。予告では亡くなる前のサンの父=思悼世子の様子も出てました。
なかなか気になる展開ではあります★