さて、サンは王世孫時代に一度、市場の専売商人たちの特権を廃し
商売の自由化を断行しようとしましたが、老論とつるんだ専売商人たちが
猛反発して品物を市場に出さず、却って民衆が困窮する羽目になり、
無能だ・失政だとそしりを受けた、苦い過去があります。
王になったら必ずやり遂げると決意していたこの政策、
サンは何年もかけて対策を考え準備をしてきたのでした。
今回は前回同様に専売商人の抵抗にあっても、国の備蓄米を
分けたり、事前に品薄になるものを取り寄せる手配をしたりと、
予測される妨害に十分備えていたので、専売商人たちの
思惑通りに市場が混乱することがありません。
結局商人たちが歩み寄り、市場に王様が出向いて政策の意図を
じきじきに説明する場が設けられることになりますが…
大妃はサンの弟ウノン君の長子、今は亡き元嬪の養子であり
クギョンの甥となったワンプン君を次の王世子に立てるよう
クギョンに持ちかけ、野心を煽ります。
はじめは決心しかねて迷っていたクギョンですが、
ソンヨンの現状から、たとえ子ができたとしても側室として母后が
正式に認めない限り、その子は世継ぎにはなれないという大妃の言葉に
次第に心を動かされていきます。
大妃は密かに、テウ派以外の老論に王世子擁立に賛成するよう根回しし、
それを知ったテウは、クギョンの野望に憤怒しますが、
ミン・ジュシクをかくまったという偽の文書によって
クギョンに捕らえられ投獄されてしまいます。
そして大妃の側近ソクチュは、御前会議の席で
ワンプン君を王世子に立てては、と進言します。
突然の話に王様、チェゴンらは唖然としますが、
国の安泰のために王世子が不在なのはよろしくない
と押すソクチュら重臣たち。
王様はクギョンを見ます。動じた様子もなく宙を見据えるクギョン。
サンはクギョンに、この話を知っていたのかと問い詰めますが、
全く知らなかったととぼけるクギョン。
その上「王様はまだお若いので、御子ができるのを待つのが妥当では」と
サンの疑いを晴らそうとします。
しかし、絶対に許すべきはない、と主張するチェゴンの言葉にうなずくサン、
「権力を手にしても、正しく使うだろうと信じていたが、
そうはならなかった。出世するのが早すぎたようだ」
とクギョンへの疑いを払いのけられません。
市場巡察の日、テウの姿がないのをいぶかるサンは
クギョンがテウを投獄したと知り驚きます。すぐにテウを釈放させ、
クギョンに軽率な捜査をしないよう、たしなめる王様。
サンとしてはクギョンが暴走し始めていることに危機感を持ち、
なんとか諌めようとしているのですが…
今度は、王の狙撃事件の黒幕がこの商人たちだとにらんでいる大妃
の言葉に触発され、市場に出た王様を商人たちが狙うと決め付けて、
商人たちの幹部を強制連行してしまいます。
クギョンの人が変わってきたことに不安を感じているテスたち3人組は、
考え直して欲しいと訴えますが、
上官に意見するなどたとえ腹心でも許さない、とかえってクギョンを
ますます威圧的にさせるだけ。
特にジャンボは、クギョンの理にかなわない命令に無理やり従わされ、
良心の呵責に苦しみます。
何も知らないサンは、商人たちとの約束通り市場に巡察に出かけますが、
肝心の商人たちは現れません。そこへテウが、クギョンが彼らを捕らえ
拷問しているという事実を伝えます。
その現場に踏み込んだ王様、今度という今度はクギョンを許しません。
「これは職権乱用に他ならない!」
商人たちは歩み寄っていたのに、解決の道が閉ざされてしまった!」
と厳しく叱りつけ、捜査の全権を剥奪し、チェゴンに一任します。
結局、主要な6品目を国に納める店は残す、という商人たちの
妥協案に応じるしかない王様。完全自由化はならず、
さぞ無念だったことでしょう。
ところで中殿は、ワンプン君から
「将来は王になる身だから懸命に勉強しなさい」と
伯父であるクギョンから諭されたと聞いて驚き、
王世子擁立の話が持ち上がったのを知ると、
ワンプン君を実家に帰らせるよう手配します。
それを知ったクギョンが抗議し、ソンヨンの子は王世子にはなれない
とまで暴言を吐くのを聞くと、さすがの中殿も
「王様が選んだ方を侮辱するとは!」と激怒、その言い争う様子を
王様に見られてしまいます。
クギョンは中殿を黙らせるためにジャンボに中殿の実家を調べて
弱味を見つけよ、なければでっち上げろ、と命令。
一方中殿はテスに、大妃が裏で手を引いている可能性があるからと、
クギョンを見張るよう指示。
ジャンボはやけ酒で荒れ、テスは信頼してきた上官を見張るなど
したくないと断りますが。。。
そんななか、とうとうサンは大きな決断をします。
クギョンから都承旨の地位を剥奪、つまり左遷してしまうのです。
テウたちクギョンに恨みを持つ老論は大喜び、一方大妃は大事な
持ち駒を失っては一大事、なんとかクギョンをつなぎとめようと、
宮殿の外で密会するよう手配します。
クギョンはサンの言葉を思い起こします。
「これは左遷ではない。そなたは初めて会ったとき、手にした権力を
むやみに行使しない、と言った。今はその初心を忘れている。
そなたを大事にしすぎるあまり、甘やかしてしまった。
私がそなたを変えてしまったのだ。」
そしてもう一度立ち直ると信じて時間を与えることを告げるのです。
大妃との密会場所に現れたクギョン、
「私はどうかしていたのだ。王様が最も警戒するあなたに会うとは。」
そしてもう大妃とは会わないと宣言して出てきますが、そこには
密会現場を目撃してしまったテスが。
王様の行幸のため、宿衛大将として同行するクギョンに中殿は
「行幸から帰ったら、すべてを王様に話す」と宣告、クギョンは
大妃との繋がりがあったことを伏せるよう頼みますが、
「もう手遅れだ」と中殿。
クギョン、どうしてここで自分から王様に話して許しを請わなかったの
でしょう。
元嬪の想像妊娠事件と同様、話すよりも隠蔽することを考えてしまった
のですね。
そのためにはすべてを知る中殿を消すしかない、と。
そして大事件に発展し、サンとクギョンの仲は絶たれてしまうのですが。
もう涙なしでは観られませんでした。その詳細は次回に。。。
商売の自由化を断行しようとしましたが、老論とつるんだ専売商人たちが
猛反発して品物を市場に出さず、却って民衆が困窮する羽目になり、
無能だ・失政だとそしりを受けた、苦い過去があります。
王になったら必ずやり遂げると決意していたこの政策、
サンは何年もかけて対策を考え準備をしてきたのでした。
今回は前回同様に専売商人の抵抗にあっても、国の備蓄米を
分けたり、事前に品薄になるものを取り寄せる手配をしたりと、
予測される妨害に十分備えていたので、専売商人たちの
思惑通りに市場が混乱することがありません。
結局商人たちが歩み寄り、市場に王様が出向いて政策の意図を
じきじきに説明する場が設けられることになりますが…
大妃はサンの弟ウノン君の長子、今は亡き元嬪の養子であり
クギョンの甥となったワンプン君を次の王世子に立てるよう
クギョンに持ちかけ、野心を煽ります。
はじめは決心しかねて迷っていたクギョンですが、
ソンヨンの現状から、たとえ子ができたとしても側室として母后が
正式に認めない限り、その子は世継ぎにはなれないという大妃の言葉に
次第に心を動かされていきます。
大妃は密かに、テウ派以外の老論に王世子擁立に賛成するよう根回しし、
それを知ったテウは、クギョンの野望に憤怒しますが、
ミン・ジュシクをかくまったという偽の文書によって
クギョンに捕らえられ投獄されてしまいます。
そして大妃の側近ソクチュは、御前会議の席で
ワンプン君を王世子に立てては、と進言します。
突然の話に王様、チェゴンらは唖然としますが、
国の安泰のために王世子が不在なのはよろしくない
と押すソクチュら重臣たち。
王様はクギョンを見ます。動じた様子もなく宙を見据えるクギョン。
サンはクギョンに、この話を知っていたのかと問い詰めますが、
全く知らなかったととぼけるクギョン。
その上「王様はまだお若いので、御子ができるのを待つのが妥当では」と
サンの疑いを晴らそうとします。
しかし、絶対に許すべきはない、と主張するチェゴンの言葉にうなずくサン、
「権力を手にしても、正しく使うだろうと信じていたが、
そうはならなかった。出世するのが早すぎたようだ」
とクギョンへの疑いを払いのけられません。
市場巡察の日、テウの姿がないのをいぶかるサンは
クギョンがテウを投獄したと知り驚きます。すぐにテウを釈放させ、
クギョンに軽率な捜査をしないよう、たしなめる王様。
サンとしてはクギョンが暴走し始めていることに危機感を持ち、
なんとか諌めようとしているのですが…
今度は、王の狙撃事件の黒幕がこの商人たちだとにらんでいる大妃
の言葉に触発され、市場に出た王様を商人たちが狙うと決め付けて、
商人たちの幹部を強制連行してしまいます。
クギョンの人が変わってきたことに不安を感じているテスたち3人組は、
考え直して欲しいと訴えますが、
上官に意見するなどたとえ腹心でも許さない、とかえってクギョンを
ますます威圧的にさせるだけ。
特にジャンボは、クギョンの理にかなわない命令に無理やり従わされ、
良心の呵責に苦しみます。
何も知らないサンは、商人たちとの約束通り市場に巡察に出かけますが、
肝心の商人たちは現れません。そこへテウが、クギョンが彼らを捕らえ
拷問しているという事実を伝えます。
その現場に踏み込んだ王様、今度という今度はクギョンを許しません。
「これは職権乱用に他ならない!」
商人たちは歩み寄っていたのに、解決の道が閉ざされてしまった!」
と厳しく叱りつけ、捜査の全権を剥奪し、チェゴンに一任します。
結局、主要な6品目を国に納める店は残す、という商人たちの
妥協案に応じるしかない王様。完全自由化はならず、
さぞ無念だったことでしょう。
ところで中殿は、ワンプン君から
「将来は王になる身だから懸命に勉強しなさい」と
伯父であるクギョンから諭されたと聞いて驚き、
王世子擁立の話が持ち上がったのを知ると、
ワンプン君を実家に帰らせるよう手配します。
それを知ったクギョンが抗議し、ソンヨンの子は王世子にはなれない
とまで暴言を吐くのを聞くと、さすがの中殿も
「王様が選んだ方を侮辱するとは!」と激怒、その言い争う様子を
王様に見られてしまいます。
クギョンは中殿を黙らせるためにジャンボに中殿の実家を調べて
弱味を見つけよ、なければでっち上げろ、と命令。
一方中殿はテスに、大妃が裏で手を引いている可能性があるからと、
クギョンを見張るよう指示。
ジャンボはやけ酒で荒れ、テスは信頼してきた上官を見張るなど
したくないと断りますが。。。
そんななか、とうとうサンは大きな決断をします。
クギョンから都承旨の地位を剥奪、つまり左遷してしまうのです。
テウたちクギョンに恨みを持つ老論は大喜び、一方大妃は大事な
持ち駒を失っては一大事、なんとかクギョンをつなぎとめようと、
宮殿の外で密会するよう手配します。
クギョンはサンの言葉を思い起こします。
「これは左遷ではない。そなたは初めて会ったとき、手にした権力を
むやみに行使しない、と言った。今はその初心を忘れている。
そなたを大事にしすぎるあまり、甘やかしてしまった。
私がそなたを変えてしまったのだ。」
そしてもう一度立ち直ると信じて時間を与えることを告げるのです。
大妃との密会場所に現れたクギョン、
「私はどうかしていたのだ。王様が最も警戒するあなたに会うとは。」
そしてもう大妃とは会わないと宣言して出てきますが、そこには
密会現場を目撃してしまったテスが。
王様の行幸のため、宿衛大将として同行するクギョンに中殿は
「行幸から帰ったら、すべてを王様に話す」と宣告、クギョンは
大妃との繋がりがあったことを伏せるよう頼みますが、
「もう手遅れだ」と中殿。
クギョン、どうしてここで自分から王様に話して許しを請わなかったの
でしょう。
元嬪の想像妊娠事件と同様、話すよりも隠蔽することを考えてしまった
のですね。
そのためにはすべてを知る中殿を消すしかない、と。
そして大事件に発展し、サンとクギョンの仲は絶たれてしまうのですが。
もう涙なしでは観られませんでした。その詳細は次回に。。。