後半の死産をめぐる展開…泥沼クギョンを見るのがとってもつらく、
元嬪を見てると妙に腹が立つし…(ーー;)でしたが
パク・ウネさんの中殿が、冷静で真っ直ぐで、大事なツボを抑えつつ出過ぎない
正に正室の鑑のようで、とても清清しい気持ちになりました。
ウネさんに大拍手♪♪

死産に中殿がからんでいることは宮殿中に広まりますが、
どうしても信じられないサン、
流産した元嬪の体を気遣い、スラッカン(チャングムでおなじみです~♪)で
食事の指示を与える中殿の姿を見て、
「そなたの人柄を忘れていた」と中殿を信じることに。
そして陰謀の影がないかと調査を始めます。

元嬪は中殿の面会を断り、母后には中殿からもらった薬のせいで
死産したのだと訴え、その上密かに
「お陰で中殿を追い詰める機会に恵まれた」などと図にのっています。
腹が立つ~!未熟さゆえとはいえ、クギョンの妹だなんて思いたくない
キャラです(ーー;)

クギョンは御医と話しているところを王様に見られてしまいます。
なんとか言い逃れますが、
「兄であるそなたが関わるのはよくない」と傍観するよう諭されます。
テスから、クギョンの指示で御医の後を付けたと聞かされたサンは
御医の後ろにいる黒幕を暴くようテスたち3人組に指示しますが…

クギョンと妓楼で待ち合わせ御医は、クギョンの命令を受けた男たちに
連れ去られ、その小競り合いで
王の命令で御医を追跡していた3人組のうちの一人、のっぽのジャンボが、
深手を負ってしまいます!
クギョンは宿営所の大将であり、3人組とはサンの王世孫時代から
ともに力を併せて難局を乗り越えてきた主従の仲。
自分の企てのために、そんな大事な部下に傷を負わせてしまったクギョン。
しかし本当のことを言って許しを請うこともできません。

死産の件で政務に没頭できないサンを大殿に訪ねる中殿。
「そなたの潔白は分かっている」という王様の言葉に
「信じてくださるという、そのお言葉だけで十分です。
 どうか政務に戻って下さい」
と夫を気遣います。

もと中殿(現・大妃)が散々英祖を裏切りながら、涙ながらに何度も
「私を信じてください!」と訴えたのと、とても対照的です。
つらい状況にあっても取り乱さず、静かで毅然としていて、
嵐が通り過ぎるのを、しっかりと頭をもたげて待っているような…
「女性の品格」ならぬ「国母の品格」とでもいいましょうか(^。^)

窮地の中殿を救うのに活躍したのは、ソンヨンでした。
先輩の一言から、死産の前日に元嬪の部屋で屏風絵を描いていたとき、
実家からの薬を飲むからと元嬪が中座したことを思い出すソンヨン。
今回の騒動では、元嬪は中殿が差し入れた薬しか飲んでおらず
その薬のせいで死産したことになっていました。
しかし実家の薬を飲んでいたということは…
急ぎ中殿に面会を求めるソンヨン。
ソンヨンの話を聞いた中殿は、その薬が「益母草」だと知り
元嬪の嘘を見抜きます。
この「益母草」…名前からしてもなんとなく想像できますね。
妊娠するのに効果がある薬草で、逆に妊娠後は流産の危険があるので
飲んではいけないという、妊婦なら誰でも知っている薬なのだそうです。

元嬪の元を訪れ、真相を暴く中殿。
しかし王様には本当のことを話さず、当の元嬪にもクギョンにも
自分たちから真実を話すようにと、時間を与えます。
が、元嬪がとった行動は…中殿の薬以外にも、実家から届いた「益母草」
をどんな害があるとも知らずに飲んでいた…
結局「想像妊娠」の事実は隠し、死産の筋でまとめることでした。
「無知にもほどがある、なんと愚かな不注意をしたか」と母后は立腹。
元嬪は座り込みをして許しを請おうとします。
兄のクギョンが駆けつけても、一族のためにシラをきり通して欲しいと
動こうとしません。
う~ん。殊勝なことを言ってますが、そもそもお兄様に泣きついて巻き添えにした
のはこのお嬢様なんですよねー。どーも同情できないなー(ーー;)

テウは元嬪の廃位とクギョンの責任追及を主張しますが、またも
大妃の息のかかったソクチュが異を唱え、単なる不注意に廃位は重過ぎる
とクギョンを擁護します。
大妃は今度の騒動でクギョンを助けることで自分の側につけたいのですね。

大妃とクギョンの関係が親密になってきていることに不審を抱いたサンは、
クギョンに元嬪の不始末の件をはじめから知っていたのか問いただします。
ただ、真実が知りたい、と。
クギョンの頭の中でこだまするのは、座り込みを続けながら兄は共倒れ
するなと訴える元嬪の声ばかり。
時間を与えてやるから真実を話せ、という中殿の言葉は響かないのかなー
と観ていて不安になりました…が!
「知っていました。私を死罪にしてください」と跪くクギョン。
よかった~(^^♪ここで知らないふりしたら、クギョン・ファンの名前を
返上しようかと思いました^_^;

しかし当然心中穏やかでないサン。射撃場で弓を射ても命中しません。
心配するテスに胸のうちをそっと打ち明けます。
「あの者を変える自信があった。どんな過ちを犯しても自力で立ち上がるのを
 見守る自信があった」しかし疑う気持ちをぬぐえない自分が怖い…と。

サンは雨の中でも座り込みを続ける元嬪を部屋に寝かせてやり、
中殿とクギョンを呼びます。
そこで、クギョンと元嬪を許すことを告げるサン。
「挙兵でもしない限りそなたを信ずる。それほど大事な部下なのだ」と。
想像妊娠という本当のことは結局王様には知らされないまま、ことは
解決してしまい、中殿としは不本意でしょうが、サンの気持ちを尊重して
何もいわずにうなずく中殿。

さて、しばらく宮殿の外に出てお忍びの視察をしていないサンは部下たちに
その旨を伝えます。
が、ここでもクギョンは過剰に反応してしまうのです。
テウの部下だったジュシクが逃走したままで心配だからと、
お忍びのルートをあらかじめ決めてしまい兵を配備させるクギョン。
テスたち3人組もそのやり方で王様が納得するとは思えないのですが
王様をお守りするためには大事なことだと力説するクギョンに逆らえません。
お忍び開始、でルートを決められていること知ったサン、
それでは視察の意味がないと、自分の意思で行き先を変更します。
そこで、「白党派」と名乗る実学者たちと出会い、談笑するサン。
こういう出会いがあるからこそ、危険を承知していても民の声を
生で聞き取りたいとサンが思うのは、君主として当然なのだろうと思います。
しかし!謎の狙撃者が現れサンを狙います!クギョンの心配が
あたってしまうのです。
幸い難は逃れるものの、宮中は大騒ぎ。クギョンも心配で駆けつけますが、
サンはルートをはじめから決めていたことを叱りつけます。
「改めるべきはそういう態度だ。なぜ私を意図通りに動かそうとするのか」
…段々すれ違いの場面が増えていきますね~(T_T)

テウは王の狙撃事件を知るや、きっとこれを口実にまたクギョンが老論を
攻撃してくるな、と警戒します。テウは絡んでないようですね。。。
その言葉通り、老論の仕業だと決め付けるクギョン。波乱はまだまだ
続きそうですがーー。
ラストは元嬪が意識不明になったとの知らせが来るところ。。。
そう聞いても全然可愛そうに思えないなー。どうなるのかしら。

今回もなんとか間に合いました~汗
あと30分ほどで続きの始まりです(~_~;)