ソンヨンとサン。簡単には結ばれないのでした(ToT)

図画署に、新王の肖像画を描く御真画師の選抜話がおこります。
前回に続いてソンヨンの名が挙がりますが、それを受ければ側室になる資格は
なくなることに。
王様と絵、どちらを選ぶのか。そんなソンヨンの気持ちを確かめようとサンが呼び出します。

「そなたの気持ちが知りたいのだ。もし、そなたも私を…」

しかし政局は安定せず、ゆっくり話もできないまま、サンは謁見を求める老論の大御所・
チャン・テウと会わねばなりません。

王様の片腕としてクギョンの地位はゆるぎないものになっていました。
自宅に贈り物をしたりいい顔を見せようと媚びへつらう貴族たち。
一方、辞表を受理されて宮廷に出られない老論たちは、結局チャン・テウが
王に頭を下げねばならないところまで追い込まれています。

御前に出てもなお、主義主張を曲げる気はないと頑強なテウに対し、王はなんと
左議政という要職を与え、老論の復帰を許します。
またも納得のいかないクギョン。
老論を宮廷から追い出す絶好の機会なのに、なぜまた戻すのか!?
しかし王の答えは意外でした。
追い出すなどといつ言ったのか、初めからそんな気はない、と。
信じられない!というクギョン(私も!)に王は言うのです。

「追い出すのではなく彼らを正しく使おうというのだ。
 多様な人材を登用すると言ったからには、彼らも同じこと。
 私は楽をするために王になったのではない」…

有言実行です。例外はないのですね。正道に忠実なサンらしい決断です。

一方、王様に言われるまま執務室で待っていたソンヨンは眠ってしまいます。
そこへ現れた母后は激怒し
「王妃も王もたぶらかすとは!初めから狙っていたのであろう!」
と決め付け、ソンヨンを無理やり引きずり出させてしまいます。
どうしても母后は「身分」で人を見てしまうのですね。
中殿は嫉妬で判断を誤ることなく、ソンヨンの人となりを認めてくれたのですが…
身も心もうちのめされ傷つくソンヨン。
ソンヨンは本当に純粋に王様を慕っていただけなのに…。

執務室に戻った王を迎えた母后は、ソンヨンへのサンの想いを無視し
側室にはクギョンの妹が内定したことを告げます。
自分の直臣が外戚になるなど、とんでもない!とのサンの抗議も
「民に王室の威厳を見せなければいけません」と決意の固いお母様を動かすことは
できないのでした。

そして肖像画制作のため読書堂を訪れたサンの前に、御真画師として現れたソンヨン。
ソンヨンの出した答えに、何も言ってやれないサン。
内侍にそっと漏らす本心が切ないです。

「時々思うのだ。王でなく平凡な民に生まれていたらと。」

ソンヨンは中殿のもとを訪れ、側室の話を断ります。全て分かっている中殿は
「本心ではあるまい。なぜ自分の心を偽るのか」
と問いただしますが、ただ大好きな絵を取るのだ、と答えるソンヨン。
テスも自分の心を押し殺し、本当にそれでいいのかと食い下がりますが、
「身分の低い自分ごときが王様を想うなんて、はじめから無理だったの」
王や王妃、母后まで、自分のせいで苦しめているのがつらいと、ソンヨンの決意は
変わらないのでした。

クギョンの妹は側室・元嬪として入宮します。その初夜の晩、一人図画署に残って
サンの肖像画を描くソンヨンの脳裏にサンとの思い出の数々がよみがえります。
たまらず泣き伏すソンヨン。しかしサンがそこに現れます。
い、いいのかしら!元嬪を袖にしちゃったの!?

…この辺り、サンとソンヨンの切ない場面で必ずバックで流れる歌が
ほんとにきれいで物悲しくて、胸が締め付けられます~(>_<;)

自分への想いのつらさに泣いていると知り、思わず追いかけて本心を聞き出そうとする
サンですが、ソンヨンは絵を描きたいのだときっぱりと拒み、それを受け入れるしかないサン。
ううう。切ない。。
そして決してソンヨンを認めないという母后に
「なにが王の務めかは分かっているつもりです」と厳しい表情のまま元嬪の元を訪れるのです。

晴れてクギョンの妹を側室に向かえご満悦なのは母后。
キョン・ミリさん、何度も言いますが、この配役はまってます(^^ゞ

中殿とのぎくしゃくした状況も収まり、中殿と元嬪の仲を取り持とうとしますが、
初夜の晩に王様がソンヨンを訪れたことをバラす元嬪を中殿は快く思いません。
さらにこの元嬪、わざわざソンヨンを呼び出し、王様とのことを詰問しようとするのですが、
そこに乗り込んできた中殿、いつも物静かなこの方に似ない激しさで元嬪を叱り付けます。
うーーん。クギョンの妹、ハーフみたいな(女優さんが)美女ですが、お頭のほうは
余り詰まっていないようです。ただの世間知らずなお嬢様!
中殿に呼びつけられ、女子の心得の再教育をされる羽目に。
でもそんなことをすると、怒りの矛先はソンヨンに向かってしまう~(ToT)

そもそも王室の子孫繁栄のため側室を迎えたのだから、と、縁起を担いだ
屏風絵を描かせるよう勧める母后に、元嬪はソンヨンを画員として選ぶのです。
母后には知り合いがいると言っておき、ソンヨンには母后のご指名だと嘘をつく。
頭は詰まってないのに悪知恵は働くのね、このお嬢様は…(-"-)
その上、画員として精一杯の務めを果たそうとするソンヨンに言いがかりをつけ
ひっぱたいてしまいます!こらこら、なんてことをー!
しかし、なんと、おめでたくも懐妊のしるしが。。。
あれ?そんなはずはないんだけど…??

宮中で王様に出くわしたソンヨン、懐妊の祝辞を述べますが、
「王室にとっては祝うべきことだ。だが私はそなたからそう言われたくはない」
ここまで王様に本心を言われているのに。。。
健気なソンヨンも哀れですが、サンも気の毒です。
テスも可哀想。浮かれているのは元嬪だけ…(ーー;)

しかし!予告では想像妊娠だなんて言ってました!
そうこなくっちゃ♪ということで今回はサンとソンヨンバージョンでした。
政局波乱バージョンは、その2でまとめて行こうと思います♪