もねちんの小学校では、子ども獅子舞と棒術を
5年生のこの時期から習いはじめます。
教えてくれるのは、地元の獅子棒保存会のOBやメンバーの方々で
みなさん仕事の後に小学校に駆けつけてくれて
指導してくれます。
先生方も残ってくれていて、本当にありがたいことです。

今日は、いよいよ初日。
これから2学期末までと1月、
毎日夜の6時半から1時間みっちり練習です。

数日前に、獅子舞の時に吹く横笛も作成し終わりました。
塩ビのパイプに穴をあけ、思い思いの色を塗った完全オリジナルですよ。


地区の獅子舞と棒術は、それはそれは大切なもので、
この地区で育つ子どもたちは赤ちゃんの頃から
折りにふれ、接しています。
もねちんも、獅子に噛まれたことが何度あることか…。

代々ずっとこの地区に住んでいる家では
獅子棒に関わっている人も少なくなく、
そんな家庭で育つ男の子たちは
父の姿を見ていて、「次は自分の番だ」と
ちゃんと血で自覚しているんだと思います。

獅子舞も、棒術も、本来は男性しか行えないものなんだそうですが、
子どもの棒術にかんしては、数年前から、
やる気のある女子が参加するようになっていました。

もねちんは、その様子を見ていて
「ぜったい自分も棒術をやりたい!」と希望していました。
もねちんにとっては一生に一度のワンチャンス。
やらせてもらえるかどうか解らんけれど、
その気持で立候補してごらんと言っていたんです、私は。

で、数日前にやりたいものを聞かれて
立候補したそうなんですが
決定したかどうかハッキリしないまま練習初日に突入。

初日なので、私も見学に行かせてもらったのですが
どうやらちゃんと棒術隊にさせてもらえたようです。

棒術独特の足の開きの練習をしていました。
きついけれど、あんたならだいじょうぶだよ、エイサーで鍛えてるから。
女子がけっこう多かったので、楽しみ。

獅子は雌雄2体で4人の子が入るのですが、
希望者がだいぶ多かった。
でも、一番厳しい練習に休みなく参加することや
体力的にもかなりきついことを保存会の人から言われ、
結局最後に選出されたのは、獅子に縁のある家庭の男子たちがほとんど。
私は、それがいいと思う。

初日から、獅子の動きの練習で
すごい気合いを感じた…。
もう、いつもの子どもたちじゃないんだよ、顔つきも態度も。

他にも笛や銅鑼、ホラ貝希望の子たち、
獅子を呼び寄せる獅子ブギの子たち、
それぞれが希望の場所で
真剣に指導を受けています。

いよいよ始ったんだなと思うと
私はなんだかもう胸がいっぱいで…。

来年は最終学年なんだなぁ、もう。
みんなほんとに立派になったもんだよ。
このメンバーでの獅子棒を披露する日がとうとう来るんだな。
想像しただけで泣いちゃうんですけど私。

獅子棒に関しては、過去の日記にちょこちょこ書いてます、
あまり知識がない中でですが。
たとえば、2011.8.15の日記