お盆のアンガマが終わりしばらく経った頃、
地元青年会の皆さんが「地域の住民への感謝を込めて」と
再度アンガマを披露してくれます。
お盆の時は、笠とタオルでしっかり顔を隠しているファーマーさんたちも
この日は顔を出して踊ります。
今日の舞台は公民館。
台風の影響で今年のアンガマはほんとに大変だったと
最初の挨拶で言っていました。
あまりの悪天候に訪問を断念せざるを得ないところもあったそうです。
それが本当に悔しそうで残念そうで、青年会の皆さんの情熱の注ぎっぷりが
ひしひしと伝わってきましたよ。

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約2時間の熱演です。

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うーとーとーは観客の方を向いてやってくれます。

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観客からの「あの世に行く時の五か条は?」の質問に答えます。
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質問する人は必ず顔を隠して、裏声で。
私も一度だけ頼まれてやったことがあります~。

この問答はどんな質問にも、
アンガマさんたちが即興で答えなくてはならないものらしく
その出来映えで技量を試される部分もあるんだそうです。
方言を使って行うものらしいですが
最近は見ている人のためにわざわざ「今日は標準語で答えようね」と
ことわるアンガマさんもいます。
あの世へ行くための5か条とか、香炉の足はなぜ3本かとか
その辺の質問は「定番」だし、
「あの世にスマホはありますか」とか急に子どもに質問される時もありますw
さてその5か条ですが…。
「必ず一人で来る事」とか「息をしない事」とか、答えにも決まったものがあるようです。
覚えきれなかったです、すみません。

ファーマーさんたちの踊りも伝統的なものから
コミカルなもの、ものすごく体力を使いそうなものまで様々。
毎年おなじみの曲をこうして楽しむ事ができて本当にうれしい。
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これに参加するために県外から帰省する若者も多数だし、
今回をもって県外へ進学や就職で出て行ってしまう若者も。
我が地区の青年会はほんとに元気ですばらしいです。

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最後は舞台から降りてみんなで踊ります。

我が地区のアンガマには道化役の「アーパー」さんが同行します。
本島のエイサーで出てくる「チョンダラー」みたいな役割だと思われます。

これがね、毎年ぶっとんでるんですよ。バラエティ豊か。
今年のアーパーさんコレクション!
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この人は、アンガマさんたちとずっと一緒にいる
アメリカアーパーだねー。でも今年は金髪の三つ編みもつけてた。

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昨年デビューを果たした「ぱんがま」さん再び。
今年は、顔を子どもたちに食べさせるのはやめたらしい。

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何とも言えない笑顔が怖かったな。子どもたちが逃げ惑っていた。
昨年まで数年間いた赤いお面がいなくなってたな。

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段ボールの偽アンガマさん。仏壇のお供えを盗み食いしていました。

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浮きで出来たかぶり物のこの人は、
うーとーとーのお酒をシュノーケルの上からじょうごで流し込んで飲んでいました。

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最後にこんな般若の面まで出て来たよ。怖かったねー。

見た事のない超キレイな姉さんがいたんですよ。青年会に。
後から知ったんだけど
テレビの企画で我が地区に居住して貧乏ながら楽しい生活をしている
芸能関係の方だった。
ずっといたらいいのにねー!
青年会の人と結婚したらいいのにねー!!!
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