石垣島子ども演劇ウィングキッズリーダーズ宙組による
『八重山芸能絵巻 南風の夢(ぱいかじのゆめ)~アカハチ伝説~』
を見に行ってきました。

ベースは、石垣島の英雄オヤケアカハチ伝説ですが、
クリスマスに行われてる『オヤケアカハチ~太陽(ティダ)の乱』
を凝縮して分かりやすくしたようなすてきな舞台でした。

会場も市民会館の大ホールではなく中ホールだったので
舞台までの距離がすごく近い!
出演者の踊りの風圧が感じられるほど。
でも、舞台の奥行きが短くて、踊っている子たちは大変そうだった…。
殺陣も、立ち位置が少しでもずれたら
棒や刀を振り回す余裕がなくなるんじゃないかとヒヤヒヤした。

それほど迫力満点。

ストーリー展開も分かりやすく、
もねちんも最初から最後まで食いついてみていました。
年末の公演もすでに2回見ているし、しょっちゅういろんなイベントで
ウィングキッズのパフォーマンスは堪能しているから
なじみ深い心躍る音楽やシーンも満載で。

今回は、出演者が近かったので
衣装や小道具までよく見えたのだけど
すべての衣装がびしっとアイロンがけされているし
小道具も、重くならないようにとか、持ちやすいようにとか
とても工夫がされている。
そして、衣装も小道具もデザインがすばらしい。
親の目線でみていると、
ウィングキッズの親御さんたちが、どんだけ手間を惜しまず
全身全霊で子どもたちをサポートしているのかが
痛いほど伝わってきます。

舞台中に、八重山ではおなじみの民謡「まみどーま」や
「とぅばらーま」も出て来て、うれしくなりました。
とぅばらーまを歌っていたのが、我が地区の方で、びっくり。
この前のとぅばらーま大会のときよりずっと近い距離で
歌声を聞く事ができて、得した気分でした。

入り口で、頂いたこのパンフレット!
$石垣島ゆがふ日記
オールカラーで石垣島の見所やオヤケアカハチにまつわる名所などの
インフォメーションもあり、とてもいい。
あ!もしかして!!と思ってパラパラと開きながら探したら
やっぱりカメラマンは垂見健吾おじぃでした。
我が地区のある祭りのときに、公民館の前でバッタリタルケンさんに出会って
「なんで今ここで出会うか!」とものすごくびっくりしたんですが、
そのときに「ウィングキッズのパンフレットの写真撮ってるんだよ」って
おっしゃっていたんです。
そのパンフ、できあがったら見たいなぁと思っていたので
今回手に入れられる事ができてすごくうれしかった。

しかしほんとに、あの子たちのすばらしいことよ…。
「一丸となる」って言葉はウィングキッズのためにある。
この舞台をなんで全国放送でテレビ中継しないの?もったいない!!
ウィングキッズを知らないなんてもったいない!
そんな、誇らしい気持になります。宝物だからね八重山の。
(佐渡の鼓童みたいな方向でどこまでも有名になって行ってほしい)

そして、本日も彼に釘付けの私…。
$石垣島ゆがふ日記
いやはや。
どこまで高みに登って行くのあなた。

しかし、それは出演者全員に言える事。
ジョン!演技派!!

ああ、ほんとにいい舞台だった!

※ちなみに、この「南風の夢」は10月29日にも
今回とは別メンバーでの公演が予定されています。
「オヤケアカハチ太陽の乱」は、12月23、24日に
市民会館大ホールで公演予定。