昼間は3Dワールドを見に行き、夜はアンガマトゥズミがありました。
もねちんは習い事もあったのですが、それを途中で切り上げてもらい、
一目散に会場に向かいます。
夜ごはんを食べる時間がない事が分かっていたので
昼のうちに、簡単な総菜パンを作っておき、持参しました。

アンガマトゥズミは、お盆の1週間後くらいに行われます。
青年会がアンガマで踊った曲をもういちど地元のみなさんに披露し
感謝の意を表する行事です。
これは、ファーマーさんや地唄の人たちは面をかぶりません。
アンガマさんとアーパーさんたちは面をかぶっていますが
今日のアンガマさんは、旧盆中の踊りのとき以上に
「司会進行役」の色が濃い。
青年会の新人さんたちを並ばせて
「自己紹介しなさい」と言ってみたり
地元青年会の応援泡盛ボトルを会場の皆さんにセールスしたり。
(我が地区の青年会は、11月に東京で行われる『第60回全国青年大会』の
郷土芸能部門に沖縄を代表して出場する事が決まっています。
その資金造成のための応援ボトルです)

9月3日4日に本島で行われる『青年ふるさとエイサーまつり』にも
出場し、獅子舞を披露するそうです。

お近くの皆様は、ぜひ応援にお出かけください。

さて、今年のアンガマトゥズミは、公民館前の駐車場で行われました。
$石垣島ゆがふ日記
毎年、公民館内か小学校脇の公園で行われる事が多かったのですが、
この駐車場でやる、というのが新鮮でよかった。
投光器で辺りがこうこうと照らされていて、国道を行き交う車からも
なにかやっているなと分かるし、公民館内のトイレや自販機もすぐに使えるし
出演者の控え室にもなるし便利。

$石垣島ゆがふ日記
今一度、この雰囲気を堪能。
トゥズミは約2時間くらいあるので、お盆中に踊った演目をすべてやってくれます。
お盆に家を回るときは、家により演目を多少変えているのです。

赤アーパーさんは派手にアメ玉をばらまいてくれたので、
子どもたちがぞろぞろ後を追いかけ大人気。
ちっとも怖がられなくなってしまった。
もねちんも、水鉄砲でびしょびしょにされてうれしそう。
アメ玉も掌いっぱいもらってきました。

今、石垣島はダムの水が極端に減っていて
いつ給水制限が入ってもおかしくないくらいの水不足。
今日も昼間はカンカン照りだったのですが、
トゥズミが始まる頃から大きな暗雲が立ちこめ、
とうとう、途中でスコールに襲われました。
$石垣島ゆがふ日記
観客は木の下や軒下に逃げ込んだり、ゴザを頭からかぶったり。
トゥズミはそのまま進行します。
私も最初は軒下にいたのですが、
雨に動じない皆さんの姿がかっこよくて
すぐに飛び出しました。

雨は10分ほどであがってしまったので
水不足解消にはまったく役に立たなかったでしょうけれど
それでも世果報雨(ユガフアミー)である事は間違いない。
なんというタイミング!

最後のカチャーシーでは、
隅っこで泡盛ボトルを持って踊るもねちんを、
おじちゃんが見つけてくれて、ずずずっと舞台まで連れて行ってくれた。
すかさずアメリカアーパーさんが引き取り
途中から泡盛の瓶を邪魔にならない所に置いてくれて思い切りカチャーシー。
$石垣島ゆがふ日記
いやはや。
どうしちゃったのか、今年のもねちんの「はじけっぷり」たるや。
大満足で帰路についたのであった。