朝食ブッフェで予想外に時間を取られ、
慌てて小学校へ。
天気が悪くて、薄い式服のブラウスでは寒そうだけど、しょうがない。

学芸会は、5年生のすばらしい獅子舞と棒術からスタート。
$石垣島ゆがふ日記
棒術は、女子も参加していて見応えがあった。
できれば、もねちんも5年生になったとき、
笛で伴奏ではなく、棒術に出てほしいと願うのであった。
女の子が参加できる機会なんて、この時だけだろうから。

さて、今年の2年生の演目は、『がんばれスイミー』という6幕からなる音楽劇。
2年生の国語の教科書に載っている、
レオ・レオニ作の『スイミー』を劇に仕立てたものです。

もねちんは、虹色のクラゲの役に立候補したそうです。
でも、その役にはセリフがない。
わざわざ本土からおばあちゃんが見に来ると知った先生が
急きょセリフのあるサンゴの役を追加してくれて
みごと2役ゲット(結局、3役こなしていたけど)。

舞台上と、舞台袖の左右のひな壇に別れて立ち、
歌を歌ったりお面を付け替えてサッと舞台に駆け上がったり
また衣装を脱いでひな壇に戻ったり
みんな自分の役割をみごとにこなしきっていて、びっくり。
1月になってからの練習でよくここまで仕上げたもんだ。

保育園、幼稚園の頃から、学芸会といえば
ハプニング続きのもねちん。
なんもないといいんだけど…。

ひな壇で歌を歌うところからスタートし、
私の座っていた場所の目の前に移動し、サンゴのセリフ。
「こわくて、はやくて、大きなあいつが!」とかそんな感じ。
$石垣島ゆがふ日記
あまりに目の前に来たので、カメラに収まりきれなくなってどうしようかと焦った。
この位置からいったん、後ろのひな段に戻り、そのあと、クラゲ役になって
舞台に駆け上がる段取りのもねちん。
クラゲのお面をさっとかぶって、クラゲに見立てたビニール傘を手に
ダダダと舞台に上がり、傘を開こうとするも…

ひ、開かん!

やっと開いたと思ったら、お面を引っ掛けて落としてしまった。
それを拾い頭にのっけているうちに、傘が閉じてしまう。
再度傘を開いてみると、骨が折れていて、開ききらない。
反対側の舞台の袖で、ピアノ伴奏の担任の先生が
ものすごく心配そうな顔で舞台を見つめている…。
「やっぱな…」なんにも起きないで終わらなかった…。

でも、傘が閉じないよう両手で押さえながら
くるくる回したり左右に振ったりして、
なんとか役をこなした。
表情がこわばっているのがよくわかる。

しょうがないよ!あんたのせいじゃない!
あんたのがんばりは、このカメラの動画にしっかり収めてあるから!
…ってオイ!
いつの間にか電源落ちてるじゃないか!なんだよもー!

結局、もねちんが舞台からひな壇に戻るまでの間、
あたふたして動画を撮りきれなかった。

後からきいたら、ひな壇のところに見えないように置いてあった傘、
みんなが頻繁に移動するので、そのたびに踏んづけられ、壊れてしまったんだそうです。
「そりゃ、壊れていない傘でやれた方が良かったとは思うけどさ、
壊れたのはあんたのせいではないし、そんな傘だったにもかかわらず
落ち着いてなんとかしようとがんばっていたもねちんを見られたから
ずっと印象に残ったよ。残念だと思う気持ちはわかるけど、
かっこよかったよ、むしろ!」
と、言ったら、少しは落ち着いたみたいだった。
まあ、ホントの事だし。
絶対、ハプニングがあった方が記憶に残ってるからなーw

$石垣島ゆがふ日記
小さな赤い魚がみんなでいっしょに泳いで
大きな魚のふりをして、乱暴者のマグロを追い払うのです。

プログラムの最後は、全校生徒による合唱。

体育館が震えるほどの大きな声が出ていて、
みんなすばらしかった。

音読でも、合唱でも、ほんとにみんな物怖じひとつせず大きな声を出す。

普段から、音読に力を入れている小学校だからこその成果だと思う。

この行事は、その学年の集大成なので、
もうほんとに、2年生も終わりだなという気持ち。
いい先生に恵まれて、すばらしい小学2年生ライフだったよね、もねちん。