前々から「一人でバスに乗りたい」と言っていたもねちん。

今日も「ねー!いーでしょー!一人でサンエーまで行く~!」
とおっしゃる。
久しぶりに晴天だし、じゃあやってみっか!というわけで、
家から一人でお金を持たせて行かせてみました。
人生初の(遅すぎる感は否めませんが)一人乗車です。

うちから、サンエーまでのバス料金をすっかり失念してしまい、
まあ100円くらいだろうと思って、
予備のお金(万が一、転がってなくしたりとか…)合わせて
適当に230円持たせた。

もねちんが出て行って数分後に私は車で出発し
バス停の前を通過すると、まだもねちんが立っていた。
そのすぐ横に、近所で有名な、自転車に乗ったちょっと怪しげなおじいの姿。
基本的には大丈夫なのですが
場合によってはからんでくるという伝説もちらほら。
(しかし、また、そんな部分が実は子どもたちに
こわがりながらも愛されているという事実もちらほら…!)
大丈夫かなと一瞬心配したのですが
笑顔でこちらに手を振るもねちんを見て、そのまま通過。

サンエーの駐車場に車を急いで停め
バス停に向かうと、すぐにバスがやってきた。

島の路線バスは、前乗り前降りなので、
降りる人が先なんです。
でも、すぐに待っていた人たちが乗り込もうとしたので
運転手さんが立ち上がって、
「待って!降りる人がいるから!」
そして、2番目に、意気揚々と降りてきたもねちん。
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無事到着~!

と思ったら、運転手さんが
「子どもはっ!?降りたかー?」って叫んでる。

私が運転手さんに「ハイ! お世話になりました!」って叫んだら
にこっと笑って片手を上げてくれた。

優しい運転手さんでよかったよ。W

バス代は80円だったので、持っていたお金ではちょうど払う事ができず
100円玉を両替してもらって払い、20円おつりをもらったそうです。
(こちらのバスは、まだ運転手さんが手渡しで10円玉を10枚
専用のお財布から出して両替してくれるんです)

バス待っているとき、おじいがいたでしょう、大丈夫だった?って聞いたら
「うん、自転車停めてじーっと見られたんだけど、
その間、もね、空みてたからさ」と。

5分もかからない乗車時間だったけど、いろいろあったねえ。
今度は終点まで乗るんだってさ。

買い物帰りに、徳洲会病院のお祭りへ寄ってきました。
実は、今日だった事をすっかり忘れていて、
行き道でにぎやかな駐車場の様子を見てハッとした。

午前中からやっているお祭りだし、確かもうそろそろ終わる時間だ
と思いつつ、あまり期待しないで行ってみると
なんと、まさに見たかった「琉球國祭り太鼓」の演舞の真っ最中だった。
とにかく、何を置いてもこれだけが見たかったのだけど
時間がわからなかったのであきらめていたから、ほんとにラッキー。

懐かしの面々がそりゃもうはじけとんで踊っていました。
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すぐにあるお母さんに声をかけられ、
「みんな前にいるよー」と。
見ると、最前列にずらっと並んでいたのが、みんなつい先日までいっしょに
エイサーを習っていた子どもたち。もねちんもさっそくその列に加わって応援。

メンバーさんたちが、しっかりともねちんたちがいる事を踊りながら確認してくれて
手を振りこそしないけれど、アイコンタクトをなんどもなんども送ってくれていました。
そして、なつかしい前奏が聴こえてきましたよ。
「笑顔のまんま」です。
子どもたち、やんややんやの大喝采。
座りながらみーんないっしょに踊っていました。
後ろから写真を撮りながら眺めていて、
私はまたもや胸がジーンと熱くなる。
ふともねちんを見ると、みんなみたいにあまり踊っていない。

家に帰って、その話題に触れてみたら
「あー? 踊ってたよー。だけどねえ、
もね、あのとき泣きそうだったんだ。でも友達の前で泣くの恥ずかしいから」
だって。なんで泣きそうだったのかと思ったら
「○○○さん(もねちんたち2年生担当だったメンバーさん)に会えたから」って。

そうだったのかー。なんか様子が変だったのはそのせいか。はは。

演舞の終わりには、パーランクーを貸してもらって
みんな前でカチャーシーしてきました。
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