第46回石垣島まつり、終わりました。

市民大パレードは、規模を縮小し、2時間弱で終わったらしいです。
もねちんたちは、総合体育館での演舞に変更。
サブアリーナいっぱいいっぱいで踊ってきました。

応援してくださった皆様、
急な変更の告知にご協力してくださった皆様
ほんとにありがとうございました。

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前日夜からずっと降り続いていた雨。
でもぜんぜん「雨だったら」という話が昨日のリハでも出ていなかったので
暴風警報でも出ない限りやるんだろうと思っていました。
そのため準備もして、12時半には仲間のお母さんが
車で迎えにきてくれる事になっていたんです。
12時くらいだったかな、祭り太鼓から電話があり
「雨ですが、予定通りやります、パーランクーにラップをかけておいてください」
と言われ、よっしゃ!と準備してもうほんとに出かける直前…
再度電話があり
「今、市役所から連絡があり『雨なので中学生以下の団体は
出場を自粛してください』と言われ…残念ですが…
パレードはできないことになってしまいました。
でも、この2ヶ月の練習の成果を発表できないのは悔しいので、
急きょ、総合体育館のサブアリーナを2時から押さえましたので
ぜひ来てください!」と言われました。
もう、時間ギリギリ、参加者の連絡にバタバタしているんだろう。
「はい!もちろん行きます!」私も大慌て。

パレードは1時からスタートなのですが
琉球國祭り太鼓の演舞開始は3時10分予定だったので
その頃までには雨上がるような気がしていたんですけれどねえ。
市役所からそういわれちゃったんだったら仕方ないか…。
(実際3時前にはもう晴れていた)

2時からサブアリーナ押さえてあるとは言われていましたが
1時過ぎには家を出ました。
なんというか、いても立ってもいられない気持ち…。
行ってみたら、もう来ている親子もいて、
「泣いて怒って!」って。そりゃそうだよねえ、うん。

メンバーさんたちが手際よくどんどんステージの準備を始めていて、
その合間に、来た順に男の子のサージと女の子の帯を締めていきます。
$石垣島ゆがふ日記

女の子は、頭はハチマキなので簡単だけど、
やっぱ、サージがかっこいいよね。
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同じ小学校の友達もどんどん集まってきて、
テンションもいいかんじに上がってきます。
$石垣島ゆがふ日記

観客も徐々に増えてきます。
そして、全員集合してメンバーの話を聞きました。
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いよいよ演舞開始。の、前に
円陣を組み気合いを注入。

この2ヶ月弱で5曲完成させたみんな。
まず最初に習ったのがBEGINの「笑顔のまんま」。
これが一番長くて難しい振り付けでした。

そしてご存知、日出克の「ミルクムナリ」。
これは、もねちんも大体知っていたのですが
それ以上に参加者のみなさん、踊れる人がほとんど。
なので、手足の角度まで隅々まで指導が入り
全体の完成度もかなり高いものになりました。

長いパレードでこの2曲だけではなかなか進まないし
疲れてしまうので、ということで、このあと
行進曲を習いました。
それが城間健市の「ケチャンバ」。
テンションあがるかっこいい曲です。

これで最後かと思っていたら、もっと単なる行進曲として
DA PUMPの「亜流NOISE」が出てきました。
もねちんたちは太鼓を打ちながら歩くだけですが
メンバーの演舞がかっこいい曲です。

練習もあと2回で終了というところで、まさかの5曲目追加。
それがAKB48の「会いたかった」。
これは振り付けも多いし
途中でウェーブやクロスの動作も入るので
「今からで大丈夫か?」とかなり心配しました。
でも、祭り太鼓のメンバーの方が振り付けを考えてくれた
できたてほやほやの演目だったんです。
昨年は、新型インフルエンザのために
一般参加者は最初から募集がなかったのです。
だから、「やっとやっと会えたね!」という気持ちがこの曲に
込められていました。
振り付けがすごくかわいくて、男の子や大人が「え~!はずかし~!」
と言っている人が多い中、1~2年生の「やるやる~!!!」の黄色い声で
やる事が決定した感じでした。

私は、今日は写真ではなくて動画を撮ることに集中するつもりでいたので
あまり写真がないんです。

でも、こんな感じでがんばりました。
$石垣島ゆがふ日記

最後の何回かは隊列を組んで行進する練習が入っていたのですが
せっかく完成されていた踊りが、歩くとバラバラになってしまう。
特に低学年は歩幅が小さい上に、横をそろえて歩くという事まで
どうしても意識が回りきれない。1~2年生のところにメンバーがびっしりついて
「横そろえるよ~」と言い続けていました。
でも…残念!今日はぜんぜん動かないでその場での演舞。
まあ落ち着いてできたからいいのだけど。

祭り太鼓のメンバーさんたちが、
「今まで練習をがんばってくれてほんとにありがとう。
自分たちにできるお礼は、踊る事だと思いますので心を込めて踊ります」と
何曲か踊ってくれました。もねちんは先頭で見ていたそうです。
はぁ、かっこいい…。
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獅子も出てきてくれて(中は支部長と地区長)盛り上がりました。
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これで終わりかと思っていたら、最後にこんな泣かせるプレゼントが
参加者一人一人に手渡されました。
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学年ごとにメンバーさんが数名担当になって指導してくれていたのですが、
そのメンバーさんと、支部長さんの手書きメッセージつき。
携帯エコカップの胴回りには、なんと参加者の写真が入っているではありませんか!
これは、衣装合わせの日に学年ごとに撮った集合写真なんです。
これに使うために、わざわざ!
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「来年も、ぜったいがんばります」と、
ここでも決意表明していたもねちん。

今年の2年生グループです。
$石垣島ゆがふ日記
来年、このメンバー全員でリベンジしたいよ…私は…!
だってあんなにがんばったのだもの!

みんなの息のあった迫真の演舞を撮影しながら、
それまでの「体育館でも、できて満足」という気持ちがすっかり消え失せてしまった。
ああ、こんなにみんな楽しそう、今日のこのためにがんばってきたこの姿。
沿道の観客にみてほしかった!見せたかった!
って悔しくて悔しくて悔し涙が出てしまったよ。ホントにねえ…。

名残惜しみながらも「体育館4時までしか借りてませんからぁ」の声に
急かされつつ、メンバーさんたちの心のこもった熱血指導に心から感謝し、
そしてできることなら来年全員と再会できる事を願いながら
体育館を後にしました。

誰も特別扱いされる子がいなかった。大人さえも。
平等に的確に指導。適当にやれればいい、がない。
今回それが、本当に気持ちよかった。
やる気のある子がどんどんうまくなっていき、
自然と周りの子を引っ張り最終的には全体的に水準が上がっていく。
指導する側に、はっきりとゴールのビジョンがあり
しかも指導のノウハウも確立されているからこその体制なんだろうな。
(といっても、それも、時間をかけてじょじょに積み上げていったものなんでしょう)
メンバーの皆さんの指導はいわばボランティア。
本業を終えてから自分たちも練習し、子どもたちにも教え、
休日返上で各種イベントに出演している皆さんです。
すごいことだ。

帰りがけ、ちょっと真栄里公園にまわって
おいしいものたくさん食べて帰ってきました。
毎年かならず行っている稚内ブース。
$石垣島ゆがふ日記

このホタテがたまらんのです。
$石垣島ゆがふ日記
じゃがいもやらタコも買いました。

それから、ウィングキッズリーダースのブースでチュロスとパスタ。
パスタソースが、ズッキーニとパプリカたくさん入っていてすごいうまかった。
みんな、冬の公演もがんばれよ~!
それから、バカブンドだったっけ、あそこのブースでも
エビのナンみたいなの買った。
雨を含んで芝生がブカブカになっていて、まるっきり座る事もできないし
疲れてもいたので、あまり長居せずに帰ってきました。

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YOUTUBEに今回の演目を部分的にですがアップしました。
わざと画質を落としているので見づらいですが、
もしよかったらみてください。
※音が出ますからね~

息のあったこの演技!

リハーサル風景。ほんとは獅子はこのように動くはずでした。
太鼓の音がバラバラですが、このとき初めて獅子が出ることを知ったみんな。
屋外だと、前方と後方で音の到達時間にタイムラグができてしまう事も
よくわかりました。

最初に習ったのがこれでした。

この曲で、沿道のみんなをノリノリにさせるはずでした。

最後に習ったこの曲には、メンバーの思いがいっぱい詰まっていました。