惨状

目が覚めたとき、
「ああ、風の音が小さい」とすぐに感じた。

過ぎ去った。

そう思いながら中庭を覗いたら…

木がなぎ倒されていた。
登野城で最大瞬間風速49mだったそうです。

館内を歩いてみたら、出入り口は土嚢が積まれベニヤで自動ドアの前を完全に封鎖し、
シャッターが下ろせるところはぜんぶ下ろしてあった。
でも、レストランの一部の窓ガラスにひびが入り、客室の向きによっては
水がしみたところもあったらしい。
まあそれでも、数年前のあの台風13号に比べればぜんぜんマシですが。

なぎ倒された木は、クレーンですぐにまっすぐに直され始めました。
屋外プールは、折れた枝でいっぱい。
それも、スタッフが一生懸命回収していました。


もう大丈夫だろうと、車で町を走ってみたのですが
インターコンチから町へ行くわずかな間でも
半分以上の信号が切れてしまっている。
信号自体の向きも変だし、木の幹がぼっきり折れたり
ココストアの看板が完全にすっぽ抜けて枠だけになっていたり。
後からニュースで知ったのですが、
海保11管の格納庫の屋根も吹き飛ばされて穴があいたそうです。

まだ相当風が強かったので早々に散策は切り上げ、
アルルタウンのまるやでそばを食べ、
（やっぱ、おいしいと思う、ここ。前回行ったときから
ずっとまた食べたいなぁと何度も思い出していたから！）
またホテルに帰り、もねちんはキッズクラブへ。

私は、台風の気圧のせいか、
もうだるいし眠いし、立っていられないほど。
でも、掃除の間は部屋にも戻れないし、そこらへんの椅子で
へたばっていました。体がキツイ…。

夜は、パスタが食べたいというもねちんのリクエストで
パスタ屋ミーレへ。
台風後だし、やっているか心配で電話したら大丈夫ですよって。
よかった。
ミーレのイタリアンは、どこかなつかしい。
子どもでも安心して食べられる味付け。
夜になって、やっと風も弱まって来た感じ。