お盆の間の、あの独特の濃密な空気。
今年もしっかりと感じてきました。

アンガマの行事については、この時期にもう10年ずっと解説し続けているので
今年は省略させていただきますね。
もし良かったら、私のHPの石垣島の行事のアンガマの項を見てください。

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昼間みた、この琉球國祭り太鼓のかっこいい演舞のときには、
感じられなかったあの感じ。
あれは、やはり夜だからこその感じなんだろうな。
緑の草木や地面からも立ち上ってくる。
煌煌と輝く月の光でシルエットをくっきりと浮かび上がらせた
夜空の入道雲からも、降り注いでくる。
じんわりとみっしりと重量感のある空気があたりを包み込んでいます。
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どんど、どんど、どんど、どん!
太鼓の音に合わせてだんだんと「アンガマが降りた」の声が大きくなってきます。
この時期に撮る写真には、こうして無数のオーブが写り込むことがとても多いのです。

夜8時30分過ぎ、居酒屋「まるべ」の会場は、
アンガマご一行様を待つ人たちでいっぱい。
実は私たちはその1時間ほど前に一度歩いてきていたのですが
まだ誰もいなくて、いったん家に帰っていたのです。
なので、再チャレンジで来てみて、たくさん人が居てホッとしました。
今日は6時スタートで、まるべの前に2カ所あったので、だいたい7時半くらいかと
踏んでいたのですが、前の2軒が個人宅ではなかったのと
距離の離れた施設だったので、演舞も移動もだいぶ時間がかかったみたい。

今か今かと到着を待ちわびる見物客たちの
テンションも高まったところに、満を持して登場。
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屋外なので、すぐ前の海に向かってうーとーとー。
学校や職場の知り合いにたくさん出会えて、もうそれだけでもなんかテンション上がる。

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今年のファーマーさんたちの踊りはパワフルだった。
コミカルな動きの、今まで見たことのない踊りが1曲あって
すごく盛り上がった。

このあと向かったお宅が、うちのすぐ近所。
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やっぱり、仏壇のあるお座敷で踊るのが、いちばんしっくりきます。
この日ばかりは、個人のお宅の庭にだれでもお邪魔して見学することができるので
私のように親類縁者のない内地出身者も、じっくり見ることができるのです。
しかし、時間が押していたこともあり、人も多かったこともあり、
疲れたのと喉が渇いたのを癒すため、途中で一度帰宅しました。
家からも音が聞こえてきていたので、次のお宅へ移動するタイミングに合わせ
再度おっかけ開始。
次のお宅も、うちの近所。
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大豪邸。そして美しく広い庭。
こんな洋風の家でも、内部は沖縄伝統の間取り一番座、二番座がちゃんとあります。
赤瓦ではないけれど、赤瓦のお家がすっぽりこの豪邸内部にあるような感じ。

ここでの演舞が終わる頃にはもう午前0時近くて、
「ぜったいに帰らない!」と言い張っていたもねちんも…
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ぜんぜん見えないところで、こんな格好で寝ていました。
お疲れ!