先週の日曜日、スーパーの駐車場で自分の車の
運転席側の後部車輪が他と比べて潰れ気味なのに気づいた。

日曜日だったので、いつもの修理工場が休みで、
さてどうしたもんかと思ったのだけれど、
メイクマンにカーピットがあったのを思い出し、
聞きに行ってみた。
修理のみはできないといいつつ、
しゅーっと空気を入れてくれて、
「これで様子見てくださいね」と。
おいくらですかと尋ねたら「空気はタダです」と。

月曜日、やっぱり前ほどではないけれど
足元がふらつくような感じがしたので
夕方修理工場へ行ってみた。

いつものおじちゃんたちではなくて
もうちょっと若い人が来て、タイヤをぐるりと触って
「うん、変形してるね」
空気が減った状態でずっと走っていると、タイヤの内部が変形してしまい
空気を入れても元に戻らなくなってしまうんだそうです。
1年前レンタカー上がりで買い取った車で、タイヤはその時のまま。
でも3月の車検はこの修理工場で通っている。
「溝もあるし、車検は通るよ。でも、触ってみればわかる」
言われた箇所をなでてみると、なるほど滑らかな弧を描いていない。
一番ひどかったのがこの右後ろで、次に左の前も悪いらしい。
「パンクはしていないけれど、空気入れても、変形はなおらない。
なぜかわからんけど石垣の人はタイヤの空気にはあまり神経使わんさ、
減ったまま平気で走る」
私が買い取る以前から徐々にこうなって来ていて
その後も私が無頓着に走り続けた結果らしい…。
そのほか、タイヤ全体に入っている細かいひび割れも指摘された。
「内地のタイヤは、なかなかこうならんのだけど
太陽の熱でひび割れが起きている。これはゴムの劣化だよ」

すぐにどうと言う故障ではないのだけれど…
彼が、しゃがみ込んでタイヤに手をかけ
じーっとタイヤを見つめながら
「タイヤは、人の命を乗せているからねえ」とつぶやいた。

その一言で、即決心。
「替えてもらえます?」
近所のタイヤやさんと、値段も同じくらいだと思うよと言われ
とにかく車の事はこの修理工場を信頼してすべてお任せしているので
じゃあ今回もこっちでと。
「悪いタイヤ2本を替えて、新しいのを前につけて、後ろは古いままでも
いいけれど…」と言われ、さんざん迷ったのだけれど
細かいひび割れのことを考えると、一斉に新品にしてしまった方がいいと判断し
「4本お願いします」と。
「じゃあ、明日持って来て、タイヤ用意しておくよ」
名前も住所も電話番号も聞かれず、それでおしまい。

翌日また夕方行くと、「どうする?4本替える?」と
再度確認。そのほうがいいけれど、2本でもいいよと。
「4本お願いします」
いつか近い将来またタイヤの事で心配したくないからなー。

この時も住所も名前も聞かれなくて、大丈夫か~?と思ったのですが
唯一アパート名を言ったら、
「あーわかるよ、終わったら届けようねー」でおしまい。w
で、車を置いて、てくてく歩いて家へ。炎天下の中、ばてました。

1時間半後くらいかな、家の前にちゃんと来てくれました。
うわ~!ピッカピカ!なんかうれしい!
そして、空気圧を車の規定より少し多めにした方がいい(私の車の場合です)ということ、
新品のタイヤを長持ちさせるために保護剤を使った方がいいこと、
時々点検に持ち込むか、ガソリンスタンドで見てもらいなさいということを
教えてもらいました。

1本6400円、使用済みタイヤ処分料が1800円。
工費は無料で、それに消費税で、端数は値引きしてくれていて
(いつも、何も言わないのに値引きされているんですw)
請求額は28500円でした。
ちなみに、私の車のタイヤは、一般的な軽自動車のタイヤより
ちょっと大きい。それすら、言われて初めて意識したw

現金の手持ちがなかったので、今日支払いに寄ったのですが、
そのときいつものおじちゃんがいて、にこっとしながら
「どうですか?」と様子を伺ってくれた。
「カーブの時とか追い越しのときの
へんなふらつきが、すっかりなくなりました」と報告したら
「ああそうだね、そりゃよかった」ともねちんの頭をぐりぐり撫でて
作業に戻っていった。

タイヤは命を乗せて走ってる~。

散財だけど、安全にはかえられないからね。

そんな,今日は私の誕生日でした。
仕事場で、会社のみんなからこんなかわいい小皿をもらいました。
(たぶん、太朗窯さんのだ)
$石垣島ゆがふ日記