![$石垣島ゆがふ日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20100509/15/mirukuyugafu/3f/ce/j/t02100193_0210019310533581161.jpg?caw=800)
母の日ですね。
いまだに、自分が該当者だという意識よりも先に、
「あげたいけど死んじゃったしな」という意識が先に立ちます。
でも、今年は、もねちんのおかげで
「母の日ってうれしいなぁ」と心の底から思いました。
自分の誕生日よりよっぽどうれしい。
もねちんが描いた母の日の絵画コンクール(八重山毎日新聞社主催)の絵。
![$石垣島ゆがふ日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20100509/15/mirukuyugafu/4e/54/j/t02200255_0272031510533582132.jpg?caw=800)
これが「入選」に選ばれて、今、マックスバリュやいま店の肉売り場に飾られています。
入選したと言うことは、そりゃうれしいではあるが実はあまり重要ではない。
なぜなら、審査基準が曖昧であるし時の運もあるから。
なにより、担任の先生や園の方針でかなり賞に選ばれる確率が
変わって来ると言うからくりを実体験で知ったから。
もねちんは、1年生のときも「教育版画コンクール」というので、
「佳作」をとっているのです。
だけど、このコンクールも学校ごとに膨大な人数が賞をとっている。
そして、不思議なほどどの作品もディティールがそっくり。
手の指の感じとか、関節を折り曲げたポーズとか。
だいぶ、先生の「指導」が入っている…。
まあ、版画に関しては技術的な難しさがあるので
特に低学年の作品に関しては仕方ないのかもしれないけれど
その他、年間数多く開催される絵画コンクールでは
常連さんの学校が明らかに存在し、
名を連ねない学校や学年は入賞者が1名もいないということがよくあるんです。
担当の先生が熱心に応募してくれる先生だと
一挙に入賞者が増え、そもそも応募しないという先生も多いので
その先生に当たるとまったく名前が挙がって来ない。
それが悪いというわけではないんです。
ただ、大体そんな感じなので
入賞すること自体にはさほど重きを置いていないというだけ。
(しかし、さすが上位入賞者の絵はすばらしい!)
でも、描いた本人のモチベーションはコンクールに応募するというだけで
かなり高まっているし、
その作品が評価されればいっそう絵を描く事が好きになる。
今年のもねちんの担任の先生は、
いろいろ応募の機会を作ってくれる先生のようなので
事実、楽しみなんです、これからも。
でも、なにより、目の前にある作品そのものですからね、なにもかも。
もねちんは、気合を入れたときと入れない時で
すごく絵のレベルに差がある。
下の記事のアカハチさんの絵は、気合30%くらいの感じ。幼稚っぽくて。
まあ、あのテイストも私は好きなんです。Tシャツにしたいくらいw
で、今回のこのおかあさんの絵には、気合120%の意気込みが感じられた。
それが、いちばんうれしい。
誰かと比べてどうだとか、いちばん無意味なことでしょう、絵って。
個性的かどうか、それがすべてだと思っている。
その点に関して、私の中で明らかにこの絵は合格です。
実は、この絵、描き直しているのです。
少し前に、学校で、今おかあさんの絵を描いているよーと聞いていたのですが
しばらくして
「おかあさん、はだいろのクレヨンがなくなった!」と言われたんです。
一番先に減るよね…。
で、サンエーでバラ売りしているという情報を得たので
行ってみたんですが、バラ売りはしていなかった。
でももう他を探す時間的余裕がなかったので(どこにあるのでしょうか?)
「も~!しょうがないなぁ!!!」と不平たらたら言いながら
16色のクレヨンを買って持たせたんです。
そのことを、もねちんの日記に書いたら
「それは散財でしたね!でも、もねさん、
すばらしい絵を仕上げましたから、期待していてくださいね~」
と先生からお返事をもらっていたのです。
だから、「もねちん、やったじゃん!」と言ったら
「だけどね、今日ぜんぶやり直したんだ」と。
「え?洗濯の絵じゃないの?」って聞いたら(最初そう言われていたので)
「顔が、変になっちゃったんだよ。それで、どうしようかすごく迷ったんだけど
描き直した。こんどはお花に水をやっているのにしたよ」
せっかくがんばって色を塗っていたのに…。
私は、メガネをかけています。
だから、もねちんは最初メガネをかけた私の姿を描いていたそうですが
メガネのフレームの色が肌色に混ざり込んで汚くなってしまったそうです。
たぶん、最初に描いちゃったんだね、メガネ。
で、どうにも納得いかなくて先生に相談したら、
メガネは描かなくてもいいと言われ、決心して全く別の絵にしたんだそう。
2枚目の絵も、腐らずに気持ちを込め描きあげたんだね、それは見てすぐわかる。
だから、もう、それだけでうれしいのさ、
最高のプレゼントさ!
もねちん、ほんとにありがとう。
しかし、この絵、私よりばーばに似てるよね…w