朝の土砂降り、まいりました。
登校時間もすごかった。
今日は月曜日で、持って行く荷物がただでさえ多い。
大きな手提げバッグをさらに大きなビニール袋で覆い、
ランドセル背負わせてレインコート着せて長靴履かせて傘持たせて。
うー。無理だな…。
私も出勤時間が迫っていたけれど、校門まで、いっしょに行く事に。
ジーンズの裾、膝までまくって素足でクロックス履いて。

家から校門まではものの2分ほどなんだけど、
一番奥の校舎までが同じくらいかかる。
そして、ものすごいぬかるみ。
今来た道のりより、ずっと大変そうだったので
しょうがないので校舎までいっしょに行く事に。
そしたらなんて事!
途中からもう、水たまりではなく池になってしまっていて
もねちんの長靴なんてぜんぜん役に立たない深さになってしまっている。
えー…。
もうしょうがない。
開いたままの傘2本ともねちんの荷物を片手に持ち、
もう片手でもねちん抱えて渡りましたよ。
そのほんの10mくらいの距離を歩いただけで
洋服のままお風呂に入ったのと同じ状態になりました。
なんとか家に帰って、着ているもの全取り替えし、
ダイビング用のレインコート着て
家を出、車に乗り込みました。
これは、仕事場の駐車場から建物までちょっと離れているのと
駐車場自体が水たまりになるのでその対策です。

走りだしてすぐ、ワイパーを高速にしてもちっとも前が見えなくなりました。
しばらくすると下り坂になるのですが
や、やばっ!
その辺りから道路がすっかり冠水している…。
でも、車の列はそのまま進んでいるので、私も進みました。
インターコンチ前あたりから沖縄電力のあたりまで、
ものすごい冠水するじゃないですか。
以前あれにハマって恐ろしい目にあっているので、
「やばいかな…」と不安になりつつ
磯辺のココストアのところを左折したのですが
もう、あのあたりの水量と言ったら!
曲がった先も、泥の池で、そのなかで
アクセル踏んでもがくっと速度が落ちてしまい
ゴーゴー言ってるし、なんかのベルトがキューキュー悲鳴あげてるし!
でも、もう戻る事すら出来ない…。
だけど、ほんとにこれ以上進んだ先でエンストしてしまったら
通る人も極端に少なくなるし山の中では携帯の電波も届かなくなる…。
もう心臓バクバクで「バンナタウン大浜」の敷地にいったん避難。
水たまりのない場所に停止し、仕事場に電話。
遅刻すると言う連絡というよりもSOSに近い。
主任が私の泣きそうな声聞いて
「こっちは、天気そんなにひどくないんですよ。
だからそのうち小降りになるはず。
エンジンはゼッタイ切らないで、あせらずに待機してください」と。
だからエンジン切らないで車の中でじっと待機。
ラジオなんて、雨の音でぜんぜん聴こえない。
ガソリン満タンにしておいてよかった。
でも、こうやってアイドリングしていたら
ガソリンはどれくらいでなくなるんだろう。

携帯でウェザーニュースみたら、
大雨洪水警報出てるし。
テレビをつけていなかったからわからなかった。
暴風警報だったらやばいところだった、
警報発令の直後から休校になっちゃうから。

しかし、職場付近のほうが天気がいいというのは
意外だった。
いつも市街地が晴れていても山の方は土砂降りだったりするのに。
主任にその情報を聞くまで、
「このまま無理して進んでも、ますます悪くなるだけだ」と
思っていたのですが、もうちょっと待ってみるか…。

私が挫折した道を車内から観察していると
結構がんばって車が進んで行っている。
軽自動車もいる。
まあ、目の前を進んでいる車が、この先でどうなっているのかは
わからないのですが。

30分くらいじっとしていました。
その時、ゴーッと音がして、飛行機が飛び立ったんですよ。
それ見て、「よし行ってみよう」と決心。
雨脚の強さはさほど変化がなかったのだけれど
飛行機が飛んだのだから。

すごい深くてでっかい濁流を結局さらに何度も
通過するはめになったけど、
祈るような気持ちで車を進ませていると
みるみる雨が弱くなってきた!

あろうことか、職場のある方向は日が射してきている!

まあ島内の天候の激変は慣れっこではあるのですが
今日の場合はあまりにも精神的ダメージが大きかった。

結局、仕事場にはたどり着くことができました。
私が着ているレインコートがまったくバカみたいに見えるほどの天候。
でも、私と同じような方向から通ってきている他のメンバーも
かなり苦労して怖い目に遭いながら到着。市街地でも
立ち往生の車がだいぶ出ていたそうです。
なのになによ、この回復ぶりは…。
(さらに昼間は晴れて、ものすごく蒸し暑かったし)

帰り、車が動くか心配だったのですが
キュルキュル音は確実にひどいものの
なんとか動きました。
その頃は曇ってきつつあったけど
雨もほとんど降っていなかった。

今日は疲れたなーと思いながら
もねちんを学童に迎えに行くと、
あらまあ、お嬢さん熱でぐったりだった。
なんとか車まで歩かせ、スーパーの駐車場まで行くも
「もね、ここでまってるね…」と消え入りそうな声。
気持ち悪くなるといけないので、
窓をあけて待たせて、私だけ急いで買い物に。
15分くらいだったかなあ、できるだけ急いで買い物を済ませ
外に出ようとしたら、がーん。

またも土砂降り。

みんな車に戻るのをあきらめて入り口で雨宿りしている。

でも、オレはそうはいかねーんだ!

走って戻ったら、窓全開の車内で
もねちんができるだけ真ん中に寄って
手に持てるだけのティッシュ持って
雨を拭きまくっていた。

今日二度目のびしょびしょだぜ…。

髪の毛からポタポタ水を滴らせながら運転席に座って
「ごめんねーーーー!すごかったねー!」と
もねちんの顔をみたら
ほっぺたが涙で濡れていた。
「拭いても拭いても追いつかないし! 
おかあさん来ないし!怖かった!」
と目を三角にして怒られた。

この雨は、ほんとに通り雨だったので
5分もしないうちに小降りになったんですけれどね。

家に帰って、すぐもねちんは眠ってしまいました。
現在39度。がんばれもね。

あー、ほんとに今日の運転が今までで一番怖かった。
来月車検なんだけど
すこし早めに見てもらった方がいいかなー。