昨夜、闖入者が我が家にやって来た。


私が洗いものをしていたときのこと。


猫が天井に向かって、

ア゛~

と鳴く。


相方は

「何か羽音がする……」

と言う。


そして、

「あっ」

と、相方が闖入者発見!


犯人は、超デカイ蚊(多分)だった。
細い足をいれて、5センチくらいはあった。

こういうのを薮蚊って言うの?

天井近くを飛ぶ薮蚊(仮)ちゃんは、何故か孫の手を振り回す相方に追いやられ、私の居る流しの方へやってきた。

いや~、こっち来んなって。

相方、そもそも、何で孫の手なんだよ?

そんなん当たるわけないじゃん!


相方は事故以降片目の視力が出ていないので、遠近感が掴めない。

なので、ヒットポイントがちっちゃい孫の手なんか振り回しても薮蚊(仮)ちゃんに当たるわけがないのだ。

現に、薮蚊(仮)ちゃんの丁度2~3センチ脇を掠めることしか出来ていない。


相方に丸めた新聞を手渡し、私は流しから離脱する。

闘うこと数分。

漸く相方は勝利を収めた。



薮蚊(仮)ちゃん、成仏してね。