久しぶりの研究チームです。
夕方から風がつよかったです。

人の動きを改善することで、身体の悪いところが結果として改善していきます。

我々は、人の体の動きを理解するうえで、人類学者の意見に耳を
傾ける必要があるのではないか。

人類学者によると、人は二足歩行から四足歩行に移行していきますが、そのために思い頭が上にくるという欠点をかかえました。
その欠点を補うために、下半身の安定が、必要になりました。
また、二足歩行になったことで、
下半身が、移動、移動の役割を果たす必要がでてきました。

つまり、人は二足歩行から四足歩行に移行していくことによって、
下半身で、安定、移動の役割をはたす必要がでてきました。

そのために必要なのが、股関節の感覚をとりもどすことです。
今回は、いままでも取り上げてきた内転筋を改善していきます。

内転筋は、移動をするうえで、非常に重要な筋肉。
人は、歩行する時に、股関節を外旋しながら足を踏みだし、内旋しながら、足をけります。
足を蹴る時に、ハムストリングと協力して使われるのが、内転筋です。

内旋しながら足を蹴るというのが重要なポイントで、内旋することで、足を踏みだした時に外旋した股関節を効率よく使うことができ
股関節の安定をつくることができるのです。

人が動くということは、体重移動をすることだ、ということは、
研究チームで、常にいわれていることですが、内転筋を使うことで
体重移動がスムーズにできるようになります。

今回は、内転筋を使えるようにすることで、股関節内旋からの足の蹴り出しの感覚を出していこうというのが、テーマ。

今回は、横向きからの内転筋へのアプローチでした。
感覚がなく、さわられると痛い。

内転筋にアプローチした後に、歩行をしてみる。

下半身が、安定してきたので、
歩幅が大きくなり、片足で立っていられる時間がながくなります。
なんか腰が、勝手に前におしだされるような感覚。
体重移動が、スムーズになりました。

歩行の時に、足がけれるようになる、つまり、股関節の伸展動作ができるようになったので、結果として、足首、足指がつかえます。

足首が、使えるようになると、
ふくらはぎも使えて、ふくらはぎの機能ー血液を心臓にもどすーがつかえるようになります。

足がけれるようになることで、この一連のサイクルが機能し始めて、新陳代謝がよくなり、疲れにくくなる。

人は、思い頭が上にくることで、問題を抱えるようになりました。
下半身の安定をつくることで、顔、顎の力が抜けて、頭スッキリです。

帰りに駅のホームを歩いた時に、講義中には感じられなかった
股関節内旋からの股関節から足を蹴り出す感覚を感じた。
嬉しくて、意味もなく駅のホームをぐるぐる歩いてました。

内転筋の感覚、練習していきます。