林原自然科学博物館は、まだ施設はないんです。
準備段階です。
でも2年前まで、東京の有明で、パナソニックとのコラボレート企画
『ダイノソア・ファクトリー』という恐竜の化石博物館をオープンさせていました。
私はそこでアシスタント・エデュケーターとして働いてたんですが・・・
『エデュケーター』って、『学芸員ですか?』と聞かれるけれど、ちょっと違います。
一般的に日本の博物館で『学芸員』として働いている人は、研究職の人が多いといわれます。
学芸員が対外的にも教育プログラムをやったりしますが、
どちらかというと、研究の傍ら感があったりする、といわれます。
でも『エデュケーター』は、教育プログラムの企画・実施を専門としています。
研究者と来館者の間にいて、
専門的な研究内容を、来館者の学びの段階にあわせたプログラムつくりにする、
って感じでしょうか。
林原にはその『エデュケーター』が3人います。
今回のイベントの企画・実施ももちろんその『エデュケーター』です。
もちろん、林原の研究者と、プレパレーターという発掘作業の技術者
と連携して、実施されます。
林原の行っていた
『ダイノソア・ファクトリー』は、
本当に素敵な場所でした。
素敵な場所を維持し続けたのには、
エデュケーターの方の発想の楽しさと、筋の通った考え方、
手を抜かない徹底ぶりが土台としてかまえていたからだと
思うんです。
そんなダイノソアのフロアは、
博物館ではあるけれど、
静かにしなくちゃいけないところ、ではありませんでした。
博物館イコール静か、しゃべっちゃいけない。
そう思われがちだけど、
本来、博物館はそんなつまらないところではなく・・・。
うるさくしていいというのとは違いますが。
もちろん、ゆっくりじっくり静かに見るのもいいけれど、
展示をみて、一緒に来た人や、私たちスタッフといろいろお話して欲しい
というのが、ダイノソア・ファクトリーの思いでした。
だから、たくさんの人のいろんな心にリンクする展示やおしゃべり、
そしてイベント、を行うのが私たちの大切なしごとでした。
今回のカセキッサもそんな思いが元になっているようでした。
だから、遊びにいった人は、
いろんなお話を、たくさんしてきて欲しいと思います。
ちょっとした疑問やふしぎをみつける楽しさが、あそこにはあります。
できるなら、私がすむこの愛媛でも、やってくれたらなぁなんて思うんですが。