このブログを読んで思ったこと。

私も、数年前から
「成功者じゃなくて、失敗したひとの話を聞くほうが大切なんじゃないのかな?」
と思うことが多々あった。

私の場合、そのときの成功者は
「独立している女性研究者(アカデミック)」
だったわけです。

お世話になっている先生が女性研究者で、
男女共同参画なるセミナーなどをされていたので
成功している女性研究者の話をきく機会は多かったと思います。

でも、いつ頃からか、
「成功者の話聞いても、結局その人の成功法則聞いてるだけやし、その人だから上手くいったんじゃないの?」
と思うように。

アカデミックの研究はまだまだ男の世界だし、
やはり研究と結婚・出産を天秤にかけているのが現状です。

私としては、
「そういう上っ面だけの、煌びやかなメッセージは良いから、
もっと泥臭い話を聞かせてよ」
と思うように。
(そして、いつもそういう話って“最後は運”みたいなオチになるのも、納得いかなかった。笑)

心のどこかで、女性研究者の方々が
「めちゃくちゃキツイ生活を送っているのに、
“期待を持たせねば”
“幻滅させてはいけない”と、
色んな部署・世話人に配慮し、
無理矢理顔に笑顔を貼り付けながら
ポジティブに話す」
姿に違和感を覚えて。
なんでネガティブなことをそんなに話そうとしないのか、
話そうにも話せないのかな?
と考えると、とても悲しい気持ちに。



こっちも、見たら分かるんだよね。
「あーー 色んなものを犠牲にして、
すり減らしてるんだなぁ」
と。
それと同時に、そういう方たちは、紛れもなく
身を粉にして男社会の中で、ガムシャラに頑張って来られたんだなぁと純粋に尊敬した。
鉄人です。
本当に凄いと思った。
けど、どこか見ていてつらかったし、
とてもじゃないけど「ああいう風になりたい」とは思えなかったのが正直なところです。

わたしは、おそらく綺麗事しか言わないひとが嫌いで。笑
もう少し詳しくいうと、
「自分で辛かったことや悲しかったことを昇華しきれていないのに、
他人には無理矢理ポジティブに話そうとする人」
がキライ、なのかも。
わたしは、どちらかと言うとネガティブなことを
面白おかしくネタにして、
ざっくばらんに話せる感じが好き。
(◯曜◯うでしょうの2人のやりとりみたいな。笑)
そういうひとになりたいなー。
あとは、ネガティヴな事を「そういうもんだよ」ってすぐ切り捨てちゃう、
正論ばっかり言う人もキライ。笑

そういう性格でいける人もいるんでしょうけど、
わたしはそうじゃない。

それだけなんだけどね。

わたしはすごく繊細だし、どちらかというとネガティブで感傷的。

だから、どちらが上下とか、比べるんじゃなくて
「そういう人もいるんだー。へー。」
って、自分で自分のこころを守れるように、
流せるようになりたい。

だから、今はバシッと外界をシャットアウトして
引き篭もって自分のためにブログを書くことを仕事にしてます。