まず、私は
「よくぞ博士後期課程まで頑張ったねぇ」
と感じています。
そして心が折れて、なにか、アカデミックの研究以外の道を探さなければ!と必死で、
次の行く先を探し始めました。
大手の製薬企業に軒並み落ち、また心が折れました。
ラボでは修士2年の後輩たちが次々と内定を得る中、
1番最後に内定を得た博士後期課程3年の私。
2番目に私は、
「よく研究しながら内定取れたなぁ」
と思いました。
博士後期課程まで進んだのに、
就職することを選びました。
就活中、ボスから色々理不尽な事を言われました。
確かに「博士後期課程に進む=アカデミックに行く」
という事なので、私の行動に対してボスの理不尽な発言は
しょうがなかったところもあります。
私の最大の過ちは、
「博士後期課程に進んだ後のビジョンがなかった」
事でした。
今振り返ると本当にバカなんですが、
私は「博士後期課程に進んで、アカデミックの基礎研究というものを実際にやってみたかった」
だけなんです。
とてもじゃないけど、
博士後期課程に進む時点で「アカデミックで生きていく!」という腹を括れていなかった。
ただ、やってみたかっただけ。
私のワガママでここまでサポートしてくれた両親や家族には、本当に感謝しています。
博士後期課程に進学を考えている学生がいたら、
これだけは絶対に言いたい。
「“面白いデータが出たら博士後期課程に行くかも〜”と、安易な考えで博士後期課程に進まないで欲しい。」
20代の、大切な期間です。
お金もかかります。
(ハッキリいって、大学の研究室は
かなり特殊で異質です。
私には合いませんでした。
その結果、メンタルがズタボロになりました。
色々アカデミックの闇を見ました。)
日本の学生は、自分のキャリアをしっかりと考える「キャリア教育」を受けていないので
なあなあで、周りに流されてしまいます。
自分で情報を収集し精査し、
自分のキャリアを1度しっかりと考えるのが大切です。
私の後悔は、
やはり「その場のノリ・短期的な視点でしか将来を考えていなかったこと。
自分がどうなりたいのか、自分の軸がなかったこと」
です。
「好き」だけじゃあ、生きていけない。
そして、本当なら学生時代に経験しているはずの
「困難を乗り越えること」をしてこなかった。
どうしても、嫌なものから逃げてしまう。
幸か不幸か、その時助けてくれるひとがいた。
自分ひとりで乗り越える経験が圧倒的に少なかった。
ええ歳して、本当に恥ずかしい限りです。
でも、これからこのブログに、
私の成長記録を綴っていこうと思って。
4月から社会人になりますが、
どうしたって辛い事が沢山私を待ち受けていると思います。
いっぱい泣くと思います。
今から不安でいっぱいですが、
何とか歯を食いしばってでも、頑張っていきたいです。
これから日々精進するために、
インプットと行動を心掛けていく。
逃げずに、真正面から向き合う。
まずはそこからです。