肉体とは

私たちに隠されていることは何もないし、

知らされていないことも無い。

知っているだけでは、充分ではない。

自己の深層心である魂は物理的に体験したがっている。

それが、肉体を所有している真の意味である。

自分が寛大であることを知っていても、

寛大さを示す何か体験をしなければ、概念に過ぎない。

概念を概念で終わらせたら死体と同じである。

そこに肉体所有の意味がある。

要するに、行動すればよいのだ。

親切であることを知っていても、

誰かに親切にしなければ、自意識があるのみである。

想いや概念で終わらせるためにこの世に生まれたのではない。

自己についての偉大な概念を

偉大な行動・体験に変えたい。

それが魂の唯一の望みであり、

心理を物理にするのが真理である。

脳内のバーチャルリアリティーを

肉体のリアリティーに落とし込む事が人間の目的である。

心理情報などの思考が体験（物理現実）にならない限り、

推測に過ぎない。

何かを知ることと物理的に体験することは別物である。

知るとは、脳に情報が入っただけの科学反応に過ぎず、

体験するとは、身体で物理的に経験することである。

人間はみな自らを体験的に知りたがっている。

知識として知るだけでは物足りない。

自分が存在している意味は肉体で体験することにある。

それが生きている本当の意味なのだ。

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